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テーマ いつまでも「ポチる」か悩んでる

レギュラーセレクター 曜日

ちなみに「ポチる」とは、通販サイトで商品を買う行為のスラングです。つまり今回は、Amazonで購入する勇気がどうしても出ない、どうしても踏ん切りがつかない商品を挙げるわけですが、手当たり次第カートに突っこんでは、ろくに確認しないまま購入している佐藤に、果たしてそのようなものがあるでしょうか。では今から、自分のカートをしらべてみますね。ポチっとな。

バング&オルフセン全部バング&オルフセン

いきなりあった(笑)。ここではバング&オルフセンについて多くは語りません。値段を見てもらえれば、ポチれない理由はすぐに解っていただけるはずです。ね、お高いでしょう? でもこれ、まだ安い方なんです。とはいえオーディオ趣味には悪魔が宿っている(ケーブル1本数万円の世界)ので諦めもつきますが、しかし固定電話に10万円は払えないよ! 年収10億円でも買わないよそんな電話!

セイコー・プロスペックス・マリーンマスター・プロフェッショナルセイコー

あいかわらず泳げないので、そもそも防水時計はいらないのですが、そんなことを云い出したら1000メートル防水の腕時計を本当に必要とする人など、ほとんどいません。南極圏や深海といった、「そんな条件下には一生行かない!」という場所での試験に耐え、壊れることなく時を刻めるオーバースペックこそダイバーズの魅力。『Begin』信者的には、ブルーセラミックのプロテクターをまとった新作モデル、『ブルーオーシャン』が今期のオススメ。見つけたらマジ即買い。俺は何を書いているんだろう。

JG 1/35 MSZ-006バンダイ

ジャンボグレードシリーズと銘打つだけあり、とにかくでかい! 35分の1というクレイジーなスケールで制作されたこのZガンダムは、全長約57センチメートル。重量約4キログラムという、「おもちゃ」としても「ガンプラ」としても破格の威圧感を誇示しています。こんなものを断りなくポチったら、まず間違いなく嫁さんに怒られるでしょうね。独身のみなさんが羨ましいです。(勝利の微笑で)たっは〜〜〜既婚者はつらいわー!

佐藤友哉さん

1980年生まれ。作家。『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞を受賞し、「戦慄の19歳」としてデビュー。2005年、『1000の小説とバックベアード』で第20回三島由紀夫賞を受賞。本年『デンデラ』が映画化され、6月より公開される。愛称は「ユヤタン」。

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