ここから本文です。

テーマ 私の中の「雨」のイメージ

ゲストセレクター 2011年06月

せっかく6月のゲストセレクターとして呼んで頂いたのだから、ということで梅雨時季にぴったりなこのテーマを選ばせて頂きました。他の候補も捨てがたかったです…有り難うございます! 雨と言えばアマガエルがかわいくて好きなのですが、最近あまり見つけられなくて残念です。フィギュアもかわいいけど本物がやっぱりかわいい。しかしこの時季、雨はいいんですけど雷は電子機器的な意味でドッキドキですね…って打とうとしたら電子危機と変換されてしまいました。そんな小粋な変換は求めてない!

人狼 JIN-ROH沖浦啓之

私の中で雨と言われて思い浮かぶアニメーションです。といっても重要な盛り上がりのシーンというわけではなく、場面の尺も決して長くはないのです…が、音楽・映像共に素晴らしく、アスファルトに降った雨の匂いまで感じさせる場面でとても印象に残っているのです。アクションや緊迫したシーンが多い中、少しほっとできるシーンだから余計にそう思うのかもしれません。そのときにかかっているBGMがまたすてきで、サウンドトラックで曲だけ聴いても情緒たっぷりの雨の様子を想像させられていいですよ。

降るプラチナ新居昭乃

新居昭乃さんの曲です。天気雨をこのタイトルのように比喩する新居昭乃さんのセンスがだいすきです。たとえが綺麗なだけでなく、直接的な表現を使っていないのに曲と歌詞から太陽できらきらと反射する雨粒まで想像させるのがまたすてき。

黒澤明

天気雨繋がりでもう一つ。天気雨と言えば狐の嫁入り、狐の嫁入りと言えば黒澤明監督の「夢」というわけで、このチョイスです。昼と夜の境界が曖昧になる逢魔が時もそうですが、天気雨もまた晴れでもなく雨でもない境界の上にいる瞬間なわけでして、「夢」に出てくるパレードのような何か不思議なものに出会っても不思議ではない気持ちにさせられます。身近に異界を感じさせていいですね。

そういえば遥か昔から雨を凌ぐ道具として傘が使われているわけですが、もっと便利で画期的な雨よけの道具が出てもおかしくないのに出そうで出ないですね。シンプルなものこそ強い、ということでしょうか。…それはともかく最近1本傘を無くしまして。この傘を買ってドヤ顔で普段使いをし周りの目を釘付けいやなんでもないです。かわいい傘を今度探しに行きたいです。エクスカリバーごっこができるのは捨てがたいですが1万円の傘とか紛失したら泣いちゃいますしね!

雨音miduno

部屋で作業をしていて無音だと何だか落ち着かないときに、TVやら音楽やらDVDやら色々なものをかけて作業することがあるのですが、何だかんだで落ち着いて集中できるのが外で降る小雨のぱらぱらした音だったりします。梅雨時季はよく雨が降るので、たっぷり集中できああ! 下書き用紙と原稿用紙が湿気で! 湿気で! このときばかりは本物の雨ではなく、作業用雨音CDとか出ないかしらと思ってしまいます…。


本文はここまでです。