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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:夜の最前線

学生としての執行猶予がついに切れた話

久しぶりに会社で寝てしまった。おはようございます。

アシスタントエディターの山中です。

 

編集長・太田から「今日は本気のブログが読みたい」的なリクエストがあったので今日は割とガチで。凄い眠いんですが。

 

先日、退学届けを書いて大学院に提出したことはブログでも書きましたが、今日は奨学金の返済開始手続きの書類をせっせと書き上げておりました。一年間の執行猶予(休学)がついに消失したのです。

僕の奨学金は日本学生支援機構の第一種奨学金なのですが、奨学金とは書いてあるものの、いわゆる無利子の借金です。で、さっき電卓叩いてみたら大体140万円ぐらい借りてたみたいです。160万だと思ってたのですが無自覚で20万水増ししてたらしくちょっと得した気分に。

 

話は変わるのですが、もし仮に星海社のメンバーが、ある日護国寺の境内に集められて解散を宣言されてしまった場合、一番路頭に迷う可能性が高いのが僕です。

『いくぜ! 星海社』の配信を見たり、まとめを読んだりしてくださった方なら分かる通り、僕は元々工学部応用化学科出身で、大学院も化学系の研究をしていた理系畑の人間なわけですが、留年含めて6年と数ヶ月の経歴を全部捨てて僕はここにいるんだなぁとたまにふと思い出します。

理系職は未だに大学院の博士課程前期(いわゆる修士)を出てようやく半人前ぐらいの考えが未だに根強く、途中でドロップアウトした僕が理系職に復帰する可能性は殆どないといっていいでしょう。

なので、僕にとって自分を支える拠り所は星海社で働いたこの1年ぐらいの経験しかないに等しいわけです。しかも一般的に仕事の内容がよく分からないことでおなじみの「編集」ですから、潰しが利かないこと甚だしいですね……(笑

 

星海社の内定が決まった直後、大学院をやめて行くことになった話を友人にしたところ、割合として10人中7人が僕に向かって「考え直した方が良い」と言ってくれました。一緒にご飯を食べにいって、夫婦で怒濤のように僕を説得してくれたこともあったな……。

上記のような事を考えて言ってくれたのか、海のものとも山のものともわからないようなベンチャー企業(しかもあとで募集要項を見直したらなんの仕事をするのか一言も書いていなかった……)に行くのは人生を棒に振る可能性が高いと思って言ってくれたのか分からないのですが、少なくとも僕の事を心配して言ってくれたのでしょう。止めてもらえたことを感謝しています。僕も星海社に入るまでは上記のようなことを考え続け、独りで不安と期待の狭間で悶々と揺れていたと思います。

それでも何もかも捨ててここにいるのは、やっぱりこんなに面白そうな事、人生でそうないと思ってしまったのですよね。編集者になろうなんて星海社の募集を見るまで1ミリも思考してなかったので、編集者としては驚くほど程度の低い教養しか持ち合わせてない僕ですが、それでも星海社という舞台は天下を取るチャンスを与えてくれそうな雰囲気がすごくあって、少なくとも戦う場所は与えると、最初にそう言ってもらえたのです。

太田さんともよく話すのですが、「本当のブラック企業は戦う場所すら与えてくれないんだ」と。

 

学歴を完全放棄して6年と少しの経歴をそれなりに棒に振り、140万の借金まで抱え、いよいよ進退窮まった感がありますが、まだまだこれからですよね。僕はまだ戦ってすらいない。

あと、僕の星海社入りが決まった時、手放しで絶賛して僕を応援してくれた10人中3人の友人たちにも本当に感謝しています。あなた達のおかげで今ここにいます。

さぁバリバリ働いて借金返すでー^^

 

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ところで、僕が一番最初に才能の原石に触れたきっかけとなった『ブレイク君コア』ついに本日発売となりました。

 

 

ある意味編集者としてのデビュー戦だった第一回星海社FICTIONS新人賞、最初にこの作品を読めて本当によかった。それこそおっかなびっくり、「本当に面白いのか」自分でも確信が持てない中で、それでも面白い! とプッシュできたのは大切な経験だったと思ってます。

メチャクチャおもしろいので是非手に取って頂ければ幸いです! 

 

次も、その次も、新しい才能を見つけられるよう感覚を研ぎ澄ましていきたいですね。

そして小泉さん、きぬてんさん、デビュー本当におめでとうございます! 次回作も楽しみにしております!



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