編集部ブログ昼の最前線
『サクラコ・アトミカ』の取材のためと称し、新宿二丁目に向かった犬村氏と星海社一行は果たしてどうなったのか!?
このエントリのカテゴリは本当に「取材記録」でいいのか!?
本当に『サクラコ』の宣伝になっていないのではないか?
むしろ、お客さんを遠ざけているのではないのか?
そんな様々な疑問をはらみつつの後編スタートです!
二丁目へとやって来た、犬村氏・太田・平林・山中の一行は、山中の友人(どんな友人なんだ)にご紹介いただいた○イバーへ向かった。
柿内という人から「押し倒されて無理やり舌を入れられるぞ!」と脅されて戦々恐々の一行であったが、その想像とは裏腹に落ち着いた雰囲気の店内で、ママ(でいいのか?)とホステスさん(でいいのか?)も極めて感じのいい方々であった。
我々は作家さんと共に作品の取材で訪れたという目的を告げ、ママとホステスさんに単刀直入な質問を次々にぶつけていった。
そして、質問は○ッテン場に及んだ。
なんと、すぐ近くに有名なハッテ○場があるという。
「な、なんだってー!!!」
俄然盛り上がる弊社副社長・太田。
「素人だけで行くと大変なことになるわ~」
ママはやんわり止めた。
「もし、ノンケが興味本位で来たことがばれたら大変よぉ」
ホステスさんも意味深に悲劇的結末を暗示した。
しかし、ここで引いたら男じゃない(?)と強硬に○ッテン場取材を提案する弊社副社長。
結果、太田と犬村氏に加え、案内者としてホステスさんが付き添ってハッテ○場取材を敢行することに。
「「いくぜ! 星海社!!!」」
という勇ましい(?)雄叫びを残して取材班が旅立った後、平林と山中は不安な数時間を過ごした。
一体あのお方たちは無事に帰ってこられるのか?
犬村氏の身に何かあったらどうするのか?
彼らが帰ってこなかったら、この店の支払いはどうすればいいのか?
様々な不安が渦巻いたり、山中がトイレに立った隙に、平林がママによって下半身のある場所をまさぐられたりしているうちに時は過ぎた。
そして──。
「もどったぜ! いや~、マジすごかった!」
「原哲夫の漫画がすげえ揃ってた!!」
雄叫びと共に、勇者たちが戻ってきた……。
──数ヶ月後、『サクラコ・アトミカ』の改稿バージョンが犬村氏より届いた。
そこでは、取材の成果が遺憾なく発揮され、オルガは現在と同じようなキャラクターとして描かれていた。
ディドル・オルガの完成である。
いったい、○ッテン場で彼らはどのような取材をしたのか?
それは、秘密のベールに覆われて、伺い知ること能わない。
(〜Fin〜)
※『サクラコ・アトミカ』の全文掲載は5月31日までです。
※星海社FICTIONS版は絶賛発売中です。