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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:昼の最前線

初めての編集

どうもこんばんは、アシスタントエディター・平林です。

今日は長文になりますが宜しくお付き合いくださいませ。

 

 

さて、個人的な話で恐縮なのですが、僕は立命館大学(西尾維新的に言うと鹿鳴館大学)の出身で、在学中は東洋史研究会という地味な学術系サークルに入っていました(軽音デーベースも弾いていましたが今回は関係ないので割愛)。

部室の引っ越しで本棚を動かしたら、棚の裏に隠されていた『毛沢東語録』が発見されるようなサークル……といえば雰囲気は分かってもらえるでしょうか。

とにかく絵に描いたような学術系サークルです(正確には「でした」なのかな?)。

 

 

普段はそんなこと忘れているんですが、徳島にも来てくれたレビュアー騎士団』の常連投稿者さんが、大学の後輩で、サークルまで同じだということが判明。

色々と昔の記憶が蘇ってきました。

 

 

東洋史研究会は僕たちの代には存続の危機に直面していて、何とか新入生を勧誘しようと、一回生の多い講義に出かけていって演説をぶったりしていたんですが、新歓の一環で小冊子を作ることにしました。

当時、僕は出版局長という役職を拝命していて(といっても会員数は4人だったので、全員で役職を分け合っていただけですが)、役職上仕切ることになりました。

まずは自分が書かないと他のメンバーに原稿の催促ができないので、結構な量の文章(所詮学部生の文章ですが)を書いて、フリーソフトとフリーフォントで「大学生が適当にやりました」的な感じの表紙をでっち上げました。

そうして何とか出来上がった『トウケン!』という小冊子、案外好評で新入生も沢山入会してくれて、何とか東洋史研究会の法灯を絶やさずに済んだのでした。

 

『トウケン!』はその後も定期的に刊行するようになって、僕たちが卒業してからも後輩たちによって続けられていくことになりました。

大学院に進学してからも、原稿が足りないと泣きつかれて面妖な文章を書いたりした記憶があります。

が、就職してからは東洋史研究会とは完全に没交渉になってしまいました。

 

 

そして今日、折角現役の後輩氏がTwitterで話せるところにいるのだから、ということで聞いてみたら……なんと、今も『トウケン!』の刊行は続いているのだという。

会員もかなりの大人数になっているようで、OBとして感慨深いものがあります。

 

 

それからもう一つ。

大学サークルの他愛ない小冊子ではありましたが、ある意味、『トウケン!』が僕の初めての編集作業だったかも知れません。

勿論編集のイロハなんて全く分からず適当にやっていたわけですが、紆余曲折あって編集者になったのもある意味必然だったのだ! ということでひとつ。

 

あ、因みに『トウケン!』の名付け親は安田先生です。

安田先生が今書いている『独裁者の教養』(星海社新書から刊行予定)もタイトルの発案は安田先生。

当時から僕らの役割分担は変わってないですな……。

 

そして、後輩氏曰く「いま、サークル内で『サクラコ・アトミカ』と『エレGY』を回し読みしてます」

こんなに嬉しいことはない。

 

 

明日は、『サクラコ・アトミカ』の取材秘話を書こうかな。

(written by 平林緑萌



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