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僕は子供の頃、テレビと漫画をほぼ禁止されていたので、観ていないし分からないです。辛うじて分かるのは学校で話題に全くついていけないので頼み込んで見せてもらった初代ガンダムくらいです。Zガンダムは、第1話と最終回しか観ていないので、僕の中では『女みたいな名前と言われて切れた少年がガンダムをハイジャックして頭のネジが飛んで終わる話』です。それ以降のガンダムはほとんど謎。あまりにもったいない。もし子供時代にちゃんと観ていたら、人生少し違っていたかも……。それでも、観ていない……と言いつつ断片的に知識があるのは、やはり時代の共通語だからでしょうね。

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この種のコラムの大半がそうであるように、本文は妄想と思いこみによって構成されています。しかも富野由悠季という、妄想と思いこみが極めて発芽しやすいクリエイターが生産したものを語るとなると、「自分語り」をするしか、甘苦いミルクを飲み下した記憶をほじくり出すしかありませんが、なるべく客観的に書こうとは思います。ま、無理だけどね。知り合いに富野信者がいたら、「富野のベスト作品って何?」と聞いてみると良いでしょう。その人はきっと、困ったような怒ったような表情を浮かべるはずですから。

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富野アニメ「以外」のアニメを一生観られなくなる呪いと、富野アニメ「だけ」が一生観られなくなる呪いとの二択だったら、僕は間違いなく前者を選択する。しかも即答で。そのくらい富野アニメが好きだ。だから本当は「ベスト」なんて選べやしない。富野アニメはそのぜんぶが「ベリー・ベスト」なのです(断言)!

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この回答には困った。僕はガンダム文化にあまり触れないまま生きてきたんです。これまでの人生で無数のガンプラを作ったし、いくつか作品も観たけれど、みんなのように台詞を引用するようなこともなかったんです。しかしなんとか五つ、回答を埋めることができましたよ。あぶなかった。ぎりぎりだった。富野作品の登場人物が漏らす、社会と自己との関係性を批評するような台詞が好きです。みんなが真似したくなるのもわかる。どうやったらあんな台詞がおもいつくんでしょうね。

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これは難しいなあ。「ザ・ベリー・ベスト」なんて挙げるほど、富野さんとその作品について、僕は詳しくないからだ。「勇者ライディーン」も「伝説巨神イデオン」も「戦闘メカザブングル」も観たけれど、やはり僕にとっては圧倒的に「機動戦士ガンダム」。しかし、観たのは最初のシリーズだけ。Z以降は、僕には合わなかった。なので、申し訳ないけれど「機動戦士ガンダム」の最初のシリーズだけを挙げて、思い出話を書いた。


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