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羽入はにゅう

オヤシロさま。梨花にしか知覚できない存在だが、雛見沢症候群を発症した人間には姿や気配が察知できることもある。

梨花が精神的な死を迎えて消滅することを極度に恐れており、運命の袋小路を半ば肯定していた。夢や希望を捨てて運命を受け入れれば、彼女と共に何度でも世界を繰り返せるからである。

だが、皆殺し編で梨花の強い決意を目の当たりにした羽入は、「…………僕も、……みんなと楽しく過ごす未来に行きたかったです……。」という本心を告白する。ついに鷹野と戦う意志を固めた羽入は、すでに記憶の継承が難しくなっている梨花にこう告げた。

「…………僕も忘れません…。きっと覚えてて、もし梨花が忘れていたらきっと僕が教えますから……!!」