ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー
- 星海社FICTIONS
- 定価: 1,300円(税別)
- ISBN: 978-4-06-520652-2
- 発売日: 2020年08月19日
- サイズ: B6判
新しい時代の、
新しい殺意。
緊急事態宣言からの「ステイホーム」のかけ声とともに一瞬で変わってしまった日常を舞台に、ミステリー界の珠玉の才能たちが競演する「ステイホームの密室殺人」!
織守きょうや「夜明けが遠すぎる」
アルバイト先の突然の休業で困窮した小悪党とその弟分は、オンライン飲み会のアリバイ工作をして殺人を実行するが、その目論見は脆くも崩れ去り──!?
北山猛邦「すべての別れを終えた人」
新型コロナウイルスを避けて地方に疎開した女が、バラバラの焼死体として発見された。果たしてその真相は──。限りなき終末感とともに、名探偵・綿里外が現れる!
斜線堂有紀「Stay sweet, sweet home」
ステイホームで適切な距離が取れず、険悪ムードのとある家族に起こった不慮の死は事件か事故か? オンライン越しに示される推理が冴え渡る!
津田彷徨「不要不急の殺人」
とある老人ホームで、新型コロナウイルス感染が疑われる一人の入所者が急死を遂げた。死因究明に取り組む若き医師がたどり着いた真実とは──!? 現役医師作家が描く医療ミステリー。
渡辺浩弐「世界最大の密室」
全人類が引きこもり生活を送る中、「世界最大の密室」と化した「無人の街」で発見された謎の死体。彼はいったいなぜ、どのように殺されて街に現れたのか?
編集者コメント
2020年、この一冊を読まずして何を読む? 他に読む本など何もない!
星海社・太田