編集部ブログ夜の最前線

2010年12月13日 23:46

校了祝いに自転車で築地へ

本日は平林さん校了お疲れ様でしたー

これで星海社文庫1月刊の準備は無事に整いましたね…!
年明けの1月11日、“小さな愛蔵版”星海社文庫を皆様お忘れ無く!

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ところで金曜の夜は本当に校了祝いで一人築地までいって参りました。

自転車で。

tsukiji.jpg

人生初の校了で人生初の築地。ターレーがバンバン走ってて面白いけど恐ろしいところだった…。

実際に自転車で走ってみて思いましたが、文京区音羽からだと23区内だったら自転車で結構どこでも行けそうですね。
ちなみに築地まで1時間弱ぐらいでした。
夜中で車も少なく、皇居周辺は道も広く、となかなか楽しい深夜ツーリング。

で、目的は『築地で食べる 場内・場外・“裏”築地』を編集したことでもおなじみの柿内さんに教えてもらった「寿司大」。

築地ではこの「寿司大」と「大和寿司」が二大人気店とのことで、他にも「鮨文」などの名店を色々教えてもらってたのですが、せっかく日も昇らぬ内から行くのだし人気の店にいってやろう、と「寿司大」に向かってみたらなんと4時過ぎの時点で店先に並んでいる人が10人近くいう事態…!

さすが人気店だなぁと思ってたら本当にギリギリで一巡目に滑り込めました。ツイてた…!

カウンターに腰掛けて、さて食べるかとふと横を見ると、いまかいまかと寿司を待ち構えている外国人の方が一人。

 

気づいたら僕の方から話しかけてしまいました。

 

最初日本語で話しかけたら日本語はわからんとのことで、頑張って英語で話しかけてみたところ、なんでもフランス人のパイロットで、月一回ぐらいフライトで日本に来るので築地にはよく寿司を食べに来るのだとか。
日本語はできないのに寿司ネタは日本語で言えてたのがおかしくて見ていたのですが「金目鯛」の握りとか普通に注文してましたね…。
マグロの漬けとかをアルファベットでメモってて、寿司ネタを覚える努力を垣間見ました。

で、僕は僕で「小説の編集者で、今日人生で最初の本を作り終えたところだよ」みたいなことを言ったらおめでとうとか言ってもらえました。いい人だなー。
さすがに副担当とか英語でなんて言ったらいいのかわかんなかったので正しい認識を得られたかはちょっと怪しいですが、だいたいそういう感じの話で盛り上がっていました。

たらふく食べて、フランス人とお店の人達に別れを告げ、帰りに柿内さんのアドバイス通り、波除稲荷神社で増刷祈願。
「災難を除き、波を乗り切る」御利益はまさに星の海を渡ろうとする星海社文庫の船出にはぴったりですよね。
流石シニアエディター…!

以上、人生初の校了日としてはなかなか得難い経験をした気がします。

ただ、同じ道で帰りたくないという理由で皇居の南側を西に抜けたらえっらいアップダウンの上に時間帯からかトラックがバンバン走ってて死にそうになりました。
流石に12時間以上働いたあとにやることではなかったなぁ…(笑

次の記念日はまた自転車で夜中にどこかへ向かいたいですね。