編集部ブログ夜の最前線
2014年5月19日 17:05
『マージナル・オペレーション』BOXセット、製作レポート! その1(全4回予定)
こんにちわ、星海社・築地です!
今年の4月に、広報担当として星海社に合流しました。
すでに最前線ブログ等でお馴染みの広報・みさみさ(落合)と共に、さらにたくさんの
情報をみなさんにお届けしていきます。
どうぞよろしくお願いします!
早速ですが、これから数回に渡り僕がお届けしていく情報は……、
『マージナル・オペレーション』BOXセット!!
2013年11月に全5巻をもって完結した『マージナル・オペレーション』シリーズ01〜05。
これらを特製BOXに収めたスペシャルなセット商品!
発売日は、6/12(木)に決定!
なお、同日には短編集『マージナル・オペレーション[F](フラグメンツ)』
(星海社FICTIONS)も発売となります!
今から6月が楽しみですね。
このBOXセット、注目すべき点は、やはりスペシャルな「箱」。
そもそもBOXがどうやって出来上がっていくのか?
イラストレーターさん、デザイナーさん、編集担当がどのように連携しながら
作り上げていくのか?
これらを、魅力ある形でみなさまにお届けしていきたいと思います。
このブログを読んで頂き、完成した商品により一層の愛着を持って頂けると嬉しいです!
さて、第1回目の今回は、「BOXのサイズってどうやって決めるの?」をレポートします!
さて、BOXを作るうえでの最も重要な点、それは正確なBOXダミーの作成です。
本の厚さ(=ページ数)ってそれぞれ違いますよね。
その厚さの違う本を複数収めたBOXのサイズを出すために、何をするか。
ダミーを作成します。
このダミー、イラストのない白紙で作ることから「白ダミー」なんて呼ばれてます。
ちなみに私、星海社に合流する前は印刷会社で働いており、まさに今回のようなダミーを
スタッフと一緒にたくさん作ってきました。
これまで経験してきたことを、作品の作り手の方々とさらに近いところで生かせること
が本当に嬉しいです!
出来上がった白ダミー!
見本をセットすると、こんなイメージ!
手順としては、BOXに収納される実際の本を印刷会社に渡し、サイズを計測してもらいます。
そしてそのサイズでダミー、いわば完成イメージを作ってもらいます。
出来上がったダミーに対し、本が出し入れしやすいか、保管する上での不具合はないか、
などをチェックします。
これが製作に関わるスタッフ全員のイメージ共有に繋がっていくため、とても重要な工程
なのです!
(なお、全体の工程はダミー作成から始まり、展開図作成→デザイン打ち合わせ→大ラフ→ラフ→線画→彩色→デザイン→入稿という順序です)
さて、こうしてダミーがOKになると、いよいよデザインの工程に入っていきます!
BOXイラストは、もちろんイラストレーター・しずまよしのりさんの描き下ろし。
デザインは本編と同様、川名潤さん(prigraphics)です。
編集担当・平林も交え、まずはデザインについての打ち合わせがもたれました。
打ち合わせ時に平林が描いたラフ。
展開図をざっくり描いた上で、どう配置すると「イラストを最も大きく見せられるか」を
考えている模様。
パースをつけたり、斜めに置いたりするのも検討していたようです。
この打ち合わせを経て、しずまさんに描いていただくイラストの方向性が決定しました。
そして、しずまさんのターンへ!
次回は、しずまよしのりさんがどのように作業を進めて行かれたのかを大公開!
また、『最前線』及び『最前線』公式アカウントツイッター、または編集担当・平林および
広報・築地ツイッターでも随時最新情報をお知らせしていきますので、チェックしてみて
ください!
次回更新は、5/23(金)を予定しております!!
どうぞお楽しみに!!