今年も引き続き、熱い原稿をお待ちしております!
林 絵がとてもうまくなっている......! アングルも増えているし!
太田 たしかにうまくなってるぅううぅぅ! 短期間で頑張ってくれたんだなと思うと、それだけでうれしいですね。
岡村 マンガは主に絵でおもしろさをみせるものですが、この人はセリフやモノローグで魅力を出すタイプですね。ただまだ作品としての「売り」が足りない気がする。
平林 独自の作風をお持ちなので、どうすればさらによくなるのかわからない......。
太田 ですねえ。うまくなってくれてうれしいけれど、ひょっとするとうまくなりすぎてもアカン感じがする人。
林 たとえばですが、「どういうマンガなのか」がわかりやすくなるように、ポン先生の『ノヒマンガ』のように作品に何か「縛り」を設けてみてはいかがでしょう?
今井 「悪魔の人材派遣会社」という設定はおもしろい! 社長の起業のきっかけも、筋が通っていてよかったです。ただ、後半の演出・表情が、かなり読者を選びますね......。
岡村 女性をターゲットにした作品ですね。作中で何が起こっているのかはわかるのですが、男の僕には正直おもしろさが理解しきれていない気がする......。
林 女性向けの作品は全然ありです。ただ、女性「しか」読めない作品で「ツイ4」で勝負するのは難しいと私は思います。そこを意識して、ぜひまた投稿していただきたいです! 画力も実力もある方だと思うので!!
今井 4話のオチが......。
石川 こ、これは犯罪の描き方がだいぶマズいのではないでしょうか。
平林 だけど掲載できるようにソフトにすると、おもしろさがなくなってしまう気がする。
太田 画力は文句なしにプロレベルでおもしろいはおもしろい。でもなにか「ひと味」だけ違う気がしていて、そしてそのひと味が決定的にマズい感じ。下ネタはありだけど下品な感じが笑いに繋がっていないのではと思います。
岡村 確かにそうですね。ブラックジョークの方向性がうまく定まっていない印象を受けました。
石川 話の軸になりそうな部分が二転三転してますよね。
平林 トーンの多用で見にくいところが多いです。画面のメリハリを意識するとよくなるかと。
太田 ファンタジーあるある系は激戦区中の激戦区! そこで戦っていくには新味に欠けると思います。画力も努力が必要ですね。
太田 絵柄が素直なところは好感が持てます。ただ、そのぶんアクがなく、するっと終わってしまう印象ですね。
今井 「動物たちがこっそり会話をしている世界×動物の言葉がわかる女の子」という設定はおもしろいと思うのですが、さらに「幽霊」までのっかってくると要素過多に感じました。
林 ヒロイン不在でも成立すると思うので、犬だけの日常ものにした方がいいのでは?
石川 日常ものにするか、ヒロインの問題解決ものにするか、思い切った判断が必要な気がします。
岡村 この方は毎回ワイド4コマの使い方がチャレンジングでおもしろいですねー。
林 キャラクターの塩梅が絶妙だと思いました。どのコマから読んでも設定がわかるのは大きな魅力です。
岡村 メインキャラ2人の「見た目と立場が逆」という設定もベタといえばベタだけど、いいよね。
太田 いつかプロになれる人だと思います。前も一度編集部にお招きしましたが、またお話ししてみましょう!
岡村 この作品のボケとツッコミ、編集部の関西出身組の今井くん・林さんとしてはどうですか?
今井 この妹にはボケの才能はないかと......。お兄ちゃんが優しいからツッコんでくれていますが、そのせいで「私はおもしろいんだ!」と勘違いし、学校でウケずに孤立してしまいそうで心配です。
林 ボケ方が特殊すぎて、自分の理解力がたりないのか? と読んでいて不安になります。会話のテンポの悪さもかなり気になりました。
岡村 うーん、兄妹の仲が良いのを読んで不快になる人はいないと思うので、兄妹のボケ・ツッコミをメインに構成するのではなく、もっと他の要素で勝負したほうが良いのかもしれないと思いました。
林 先ほどの『ツッコミ待ちの小町』と同じ方の作品です。
太田 デリケートなテーマだけど何を描きたいのかがわからない、すごくぼんやりした作品になってしまっていますね。描く前の整理が足りていない感じです。
岡村 正直なことを言うと、このマンガを読んでも「Q(クエッションニング)」がどういうものなのか、僕にはよくわからなかった。
今井 国内での「クエッションニング」の知名度はまだまだ低いと思うので、1本目でもう少しわかりやすく説明する必要があると思います。
石川 個人的な好みですが、主人公は性悪のまま川原さんと親しくなっていってほしかったです。
岡村 それはわかる。主人公の月見里さんの内面が10本で急に変化しすぎて、芯が通っていない印象を受けてしまう。
平林 主人公がなんでこんな性悪なのかの理由がわからないから、最後の変化もあまり納得できなかったです。
太田 僕はキャラクターが素直に立っている作品だなあと感じました。あと二、三作品描いてみたら飛躍がありそうなタイプの人かなと。絵は相当に練習が必要でしょうけれど。
岡村 現実とネトゲ内のギャップが見どころの作品だと思うのですが、現実の主人公のほうがネトゲよりかなりおもしろくて、ネトゲの主人公のほうが明らかにキャラが負けています。これならネトゲものではなく、この主人公の非リアだけど堂々としている姿をもっと描くほうがおもしろいのでは?......と思いました。
今井 カラーの使い方やオチ、今後の展開など、10本でうまくプレゼンしてくださっているので、もったいないですよね。
石川 僕もネトゲ部分は物足りなく感じました。この主人公の造形だと、内面を描写しないほうがおもしろくなると思うのですがどうでしょう?
平林 マオくん......毛沢東かな?
岡村 この作品を読んでそんな解釈をするのはこの世で平林さん一人です。タイトルが示すとおりマオくんが作品の一番の売りで「マオくんがウケるかウケないか」=「作品がウケるかウケないか」というタイプの作品ですが、マオくんの突き抜け方が足りない印象でした。
林 父親がもっとイケメンならば、ギャップが生まれて成立すると思いました。何でこの父親が職場でモテるのかよくわからない......。
太田 ですねー。画力があればもうちょっとは説得力が出るのですが。
岡村 うーん、設定はいいと思うんですけどね。『お父さんは心配性』くらいに、これもキャラクターに突き抜けた何かがほしい......!
太田 肝心の「兄メカ」の回が、メカというよりはどうみても『遊星からの物体X』!
石川 死んだ兄がメカになったことへの葛藤がなさすぎるのでは......ウェットな作風ではないことは承知の上ですが。
岡村 それにしても高美先輩の初登場シーン、これはジワジワくるな......! 好きです。
林 著者が意図していないところでウケてる......。
今井 「チャオ(フフン)」のとこ、やばいですね。「タカビー」という言葉自体、今の若い人はご存じないのでは。
今井 9本目の「現代では一緒になる人もいる」という設定と1本目の「僕、人間じゃないし...」という断り文句、あきらかに矛盾していて混乱しました。
太田 僕はこの人いいと思います! 誰も声をかけないんだったら僕に話をさせてください。
岡村 ではお願いします!!
石川 4本目のLINEは笑いました。こういう"業"の部分をしつこく描写してほしかったので、全体としては中途半端なまま終わってしまったなという感想です。
太田 なんてことはない小さなエピソードを大きくおもしろく描くのがエッセイコミックだと思うのですが。この作品は小さな「入り口」を小さく紹介するだけで終わってしまっていて残念です。
岡村 そうですね、少なくとも一箇所くらいはライブハウスに対する「楽しさ」とかポジティヴな描写がほしかった。ほとんどネガティヴなオチで構成されているのは気になりました。
平林 みんないろいろ言いたいことがあると思うけど、俺はこの作品、好きだぜ......!! うお座いいよね。僕もうお座です。
今井 1本目の1コマ目、爆笑しました。「星座」は誰もが知っているので、多少キャラが多くても許されると思いますが......さすがに多すぎです!
石川 僕は構成がよくわかりませんでした。8本を一連のネタで使って、残り2本が単発なので、無理やり10本にしたような印象が否めません。
平林 人間のキャラクターで、このテンションとバカっぽさを生かしたストーリー性のある作品が読んでみたいです! このテンションが365日続いたらしんどいかもしれないけど......。
太田 ここで重大発表があります。あの『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』や『ライト姉妹』でおなじみの谷川ニコさんが「ツイ4」で連載です!
一同 ワーオ!
太田 2月14日より連載開始予定です。だいぶ残念な文学少女?さんが活躍しますよ。お楽しみに!
石川 新人賞出身・つきよみさんの『マリアンといっしょ!』の本連載も始まっております! 短期集中連載からパワー&あざとさUPで帰ってきたマリアンのかわいさ、ご堪能ください!
今井 まとめ読み、コメント閲覧、人気ランキングのチェックがすぐできる「ツイ4」公式iPhoneアプリの方もご活用ください!
岡村 投稿者のみなさんに負けないよう、編集部一同も気合い入れて頑張ります。2017年もどうぞ宜しくお願いいたします!
一同 宜しくお願いいたします!
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