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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:作品

三国志キャラクター稿遊記 ⑳

■横浜閑帝廟の話


このお話をしている頃丁度、春が終わり一段落して初夏へ向かう頃かと思っています。先日、取材を兼ねて横浜の関帝廟(かんていびょう)へ行ってきました。

(福岡にも行って来たので2箇所の関帝廟を制覇しました!)

 

数々の武将が生まれては星になりを繰り返している三国の時代でしたが、関羽は亡くなってから、商売と学問の神様として人々に崇められています。

関帝廟への道のりは、中華街を通っていきます。至る所に関羽がデザインとして取り入れられています。

 

面白い事に、義兄弟としては、劉備(りゅうび)が長兄に当るのですが亡くなってから、晋(しん)、唐(とう)、宋(そう)、明(みん)、清(しん)、の王朝に守られ受け継がれ神様として現代に至るのは、義兄弟3人のうち関羽だけでした。

 

生きている頃には、強いが決して自我を露にする事もなく、力量をひけらかす事もなく、控え目でありながら、圧倒的な強さを誇った関羽。

まさか自分が神様になるとは、生きた時代思っていなかったはずだと思います。

必ず何か感じるところがあるから、僕は仕事で描く史跡や縁の地には出来るだけ足を運び見て廻る様にしています。そんな散歩のお話でした。

1巻の表紙用に考えましたが、関羽の偃月刀(えんげつとう)の矛先は、本番のイラストでは

上を向いたものへ変更した。 1巻表紙エスキース イラスト 土林誠

 


星海社文庫 三国志(二)

(written by 土林誠



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