編集部ブログ夜の最前線

2013年4月19日 19:43

青少年よ『田園に死す』をみよ

金曜日は映画の日〜!

 

これまでは、最新の公開されている映画の話をしていたのですが、

今回は少し昔の作品を取り上げたいと思います。

 

寺山修司監督の『田園に死す』をご紹介!

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ーー見るために両瞼をふかく裂かむとす剃刀の刃に地平をうつし

 

どんなに時が経っても、色あせない斬新なヴィジュアル、

摩訶不思議で妖艶な世界観。

無理に理解するのではなく、感じろ!

 

もし若くしてこの作品と出会ったのならば、それは間違いなく事件となるでしょう。

 

そもそも寺山修司とは、

詩人、劇作家、脚本家、歌人、映画監督、写真家、評論家、俳優etc……あらゆるジャンルでその才能を発揮。

その多彩な活動から「下町の錬金術師」と呼ばれ、60〜70年代に活躍した

芸術家(といえばいいのかすら分かりませんが)です。

 

そんな巨匠・寺山修司の没後30年を記念して、

ムック本が発売されたりイベントが開催されるなど、今静かに寺山修司が盛り上がっているのです。

 

今週イベントに参加し、観てきたのが『田園に死す』。

観るのは初めてではないのですが、劇場で鑑賞するのは初めてでした。

 

この『田園に死す』、理解するよりも感じる映画だと思います。

 

というのも、実験的な表現が多く、話の筋を追って物語を楽しむ映画ではないからです。

起承転結を放棄して、起転転転転転転……!!! という感じ本作は暴走してゆきます。

 

常にめまぐるしく事が起こっているのだけど、理解できない!

でも、「何じゃこりゃーーーー!!!」 という世界観が突き抜けすぎて目が離せなくなっちゃうんですよ。

語ること放棄していても、何故かこの『田園に死す』という物語が忘れられない。そんな不思議な作品です。

 

というか、これくらいしか説明できないです。

寺山作品の凄さの言語化なんて私には無理……ッ! でもとにかく凄いんだよ!!

 

なので是非、自分の目で確認してみてください。

それも、できれば若い内に!

多感な青年ほど、影響されまくるんじゃないかぁ!

 

大人になって観ちゃうと「こーゆう、実験映画なのね」と、どこかメタに分析してしまって、魅力半減だと思います。

 

絶対にテレビの地上波では放送されないので、

興味がある方は、レンタルするか、今度発売される『田園に死す HDニューマスター版』『atg 寺山修司ブルーレイBOX』を買おう!