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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:夜の最前線

今日という日のための映画

金曜日は映画の日!

今週も劇場行けてない! こんばんは、アシエディ林です。

 

新宿にもっと劇場があれば、もう少し頻繁に観にいけるんだけどなぁ〜。

ふらっと劇場に寄って、行き当たりばったりで映画を観ることがこれまで多かったから、人気の劇場だとちょっと都合が悪いんですよね。

 

新作ネタがないので今回は11月15日、今日という日にちなんだ映画をご紹介したいと思います。

皆さん、今日を只の金曜日だとお思いですか……?

否! 

日本にでは365日、日本記念日協会から認定を受けた何かしらの記念日が存在するのです!

 

そして、本日は11月15日−−「いい遺言の日」です。(りそな銀行が2006年11月に制定)

「い(1)い(1)い(1)ごん(5)」の語呂合わせだそうな。正直に遺言の「ゆい」の字は無視してますってスタンスがいいですね。

 

そんな遺言の日にオススメの映画はこちら。

P.S.アイラヴユー

先日、友人を亡くしたというトラウマを抱えた青年が主役のアニメを見たんです。

トラウマを乗り越えようと、主人公は過去と向き合いはじめるんですけど……過去と対峙した結果、「昔の俺たちは純粋で美しかったよな。綺麗な思い出と共にこれから生きていこう」みたいなノスタルジックな方向に物語が決着したんですよ。

これに私は非常にモヤっとしたものを感じてしまいまして……

だって過去を美化するってことは、成長しないことを肯定しているのと同じだと思うんです。

 

一方この『P.S.アイラヴユー』は、

「どんなに辛くても、引きずってばかりもいられねぇんだよ!!!」と言わんばかりに

夫の死というトラウマを乗り越えるべくヒロインは死ぬ気で変わろうとします。

もうね、見ていて痛々しいですよ。過去と決別する作業は。


でも君が変わるしか世界は変わらないんだよ、そう言ってヒロインの背中を押すのが、なんと死んでしまった夫なんですねー。

もちろん夫の幽霊が枕元に立つ……なんてだっせぇ演出は無し!

死者と生者の間の絶妙な距離感が、叙情的かつ、気持ちのよいリアリティ感を演出しています。

 

完全に個人的好みの問題ですが、過去を美化するよりも『P.S.アイラヴユー』のような過去を乗り越えて、主人公が強くなる物語にどうしても私は心惹かれてしまいます。


かなり糖度高めのタイトルですが、かなり腹にズシンとする作品です。

辛くて過去に逃げたくなった時は『P.S.アイラヴユー』是非観て欲しいっす!

死者が生人に遺すラストメッセージとして、これほど真摯なものはないのじゃなかしら……。

 

以上、今日という日にちなんだ映画でした。

それではよい週末を。さよなら、さよなら、さよなら。

(written by 林 佑実子



本文はここまでです。