編集部ブログ夜の最前線
久しぶりに本屋で超買い物してしまった。
新人賞の作品を読みまくっているので本への欲望が高まりを抑えられない!!
取り乱しております(平常運転
アシスタントエディターの山中です。
というわけで多根清史氏の『教養としてのゲーム史』、ぱっと目についたので買いました。
序盤をちょっと読んでみたけど凄く丁寧に大系としてまとめられてて面白いです。
『Pong』→『ブレイクアウト』→『スペースインベーダー』→『ギャラクシアン』→『ギャラガ』の美しい流れは石碑に刻んで宇宙に送り出した方がいいのではとすら思います。
しかし『パックマン』を見るに、優れたアイディアの寿命の長さというものをまざまざと感じます。なんせ30年経過して未だに同じシステムを使って新作が出る。恐ろしいことです。
特に画期的だったのは『パックマン チャンピオンシップエディション』と『パックマン vs.』。
一言で言うと、前者は「一人遊びのパックマンの極限」。パックマンの攻めの姿勢を研ぎ澄ますとこういう風になるのか、とこれを見た当時は興奮しましたね。現在はXBOX360、PS3、iPhoneなどで遊べます。
一方後者は「多人数で遊ぶパックマンの回答の一つ」。なんとマリオの生みの親・宮本茂さんが多人数向けにパックマンをアレンジしたタイトルなのですが、まぁ4人で遊ぶと兎に角面白い! GCの限定タイトルで、GBA+GBAケーブル必須、さらにコントローラを3つと、隠れた名作になりそうな要素が満載ですが、後日『ナムコミュージアムDS』に移植されてソフト1本と人数分のDSで遊べるようになりました。
まぁ動画を見ればどんなゲームかは一目瞭然。公式のYoutube動画があったのでこちらとこちらをどうぞ。
個人的に、座右の作品のひとつは『パックマン』ですね。
モノを送り出す側の人間としては、ここまで長く語り継がれる作品や作家さんをいつか世に問うていきたいものです。
ーーーーー
新人賞の作品、もりもりと読み進めております。
現在読んでる作品は「荒削りでそこかしこに散らかしまくっている。しかし読み進めたくなる力はある」というような雰囲気。
綺麗にまとまってる方がもちろんいいのですが、新しいものを感じさせる源ってそういう表面的なところにはないのかなぁとも。「もっとここをこうしたらいいのに」って言い出すのはハマリかけの兆候って冨樫先生も『レベルE』で言ってたし!
(元々ないけど)お盆休み返上でばりばり読んでるので、全力かけて楽しませてもらいますよ〜。