編集部ブログ夜の最前線

2011年7月28日 23:34

inDesignは編集者の“武器”たり得るのか

今日も閉店間際のマクドナルドで力強く仕事をしています。アシスタントエディターの山中です。

「イーモバあるしどこでも仕事できるでー」と思っていたら鞄の中で勝手に電源ONになっていたらしい無線LANルータのGP-01さんがひっそりと息を引き取っていて大変遺憾。

 

昨年の今頃、履歴書に力一杯「inDesign使えます!」とか書いて星海社のアシエディ募集に応募したのを一昨日ぐらい紺野師匠(@dragonsblue)と話していて思い出した。

 

今思えば失笑モノの「出来る発言」なんだけど、それなりに編集者見習いとして仕事を始めるようになって、割と真面目にこれからの編集者像を考えたときにinDesign使えるってバリューになるんじゃないのかなぁってちょっと思ったのですよね。

まぁ流石にちゃんとしたフォントは所有してないにしてもヒラギノ明朝があれば読むには堪えるわけで、メールで受け取った原稿をinDesignにさっくり流し込んでそのままゲラのpdfを吐き出して、商品として書店に並ぶ前提の版面を見ながら著者さんと打ち合わせできるっていうのは結構スピード感あるんじゃないかと思ってます。

ゲラとしてはルビも振ってないし原稿整理もしてないしで零校未満ではあるのですが、版面上での文字の並びとかを打ち合わせの時点で確認できることは、ミステリなんかだと結構効いてきそうですよね。

 

企画書を書くときも事前にinDesignの企画書用のフォーマットを用意しておけば、Wordで書くよりは体裁に多少こだわった企画書を書けるとも思いますし、便利な点は多いですよね。まぁinDesign自体が高いっていう最大の欠点はありますが……。

 

上記視点とはちょっと異なるかもしれませんが、最初にinDesignによるDTP体制→pdf入稿を実現した『ファウスト』という雑誌の先見性をこんなところにも感じます。

創刊からもうすぐ8年になるんだよなぁ。

 

最後に上司スゲーでしめて、今日も僕は優秀な部下ですよねー^^