編集部ブログ朝の最前線

2011年11月17日 00:41

優勝と生き残り

今朝の一言

 

「楽しみだね、福岡が」

 

落合博満

 

おはようございます。

アシスタントエディターの岡村です。

 

2連勝から3連敗——

日本シリーズ、中日ドラゴンズが崖っぷちに立たされている。

そのドラゴンズの大ファンである我らが紺野師匠も気が気ではないだろう。

※  伴って星海社全体も気が気ではない。

 

さて、こういったプロスポーツチームのファン、というのは如実に地方格差が現れる。

 

僕の出身は山梨県なのだが昔は山梨にはプロスポーツチームがなかった。

例えば学校でプロ野球の話となると見事なまでに皆ファンがバラバラ。

僕は「アンチ巨人」という理由だけで山梨県民にもかかわらずなぜか阪神ファンとなった。

 

そして大学時代、関西で生活を始め、自分が阪神ファンだと関西の友人につげると

「ふっ、所詮にわかファンやなぁ」と言わんばかりの視線を向けられたことを今でも覚えている

(あの野郎、未だに許せん)。

 

かなり頭にきたのだが、やはり阪神への愛の深さは、

子供の頃から何の疑いも無く応援をしている友人とは乗り越えられない格差を感じたのも事実である。

 

ちくしょう。関東か甲信越、どちらに組み込まれるのかいつも微妙で

人口も少ない山梨ごときにプロスポーツチームなんて儚い夢なのか……。

そう絶望していたときに現れたのが山梨初のプロサッカーチーム・ヴァンフォーレ甲府である。

 

「VENT(風)FORET(林)」、山梨が誇る戦国武将、武田信玄の信条を掲げたこのサッカーチーム、とにかく金がない。

ろくな補強も出来ず毎年J1・J2を行ったり来たりしている。

しかし、それでも山梨県民の熱狂はすさまじい。

少ない資源で懸命に戦う姿は、サポーターに勇気を与えてくれる。

 

そして今節、毎度のことだが優勝争いとは無縁の激烈な残留争いを展開している。

相手はJリーグ屈指のリッチクラブ、浦和レッズ。どちらが地獄をみるかのサバイバルゲーム。

残り3試合、最後まで目が離せない。

 

というわけで、野球が終わったらサッカーに目を向けるのもおもしろいかもしれない。

甲府、ジャイアントキリングを起こせ!