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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:朝の最前線

大学院生の責務

おはようございます。櫻井です。

昨日も私用でお休みしていたのですが、何をしていたのかというと、大学院生の責務を果たしていました。自分でも時々忘れてしまうのですが、私は二足の草鞋を履いているのです。

 

私の所属している西洋史学研究室では、毎年2月半ばに3日間かけてインスペクション(蔵書チェック)を行います。

これは留学中の人などを除いた大学院生30名弱が総出で行う一大イベントでして、3日間のうち、修士課程1年生は2日、修士課程2年生以上は1日、大学に籠って作業しなければなりません。

 

特に人文科学系の学問にとっては本が最も重要な財産であり、蔵書管理は研究インフラの土台を整備することです。

とはいえ作業としては単純で、2人組になって目録データと実際に棚にある本を照合し、チェックしていく…ということを延々行います。

うちの研究室が管理している本はおそらく数万冊。それらは、各教員の研究室や文学部の図書館、貴重書については普段学生は入れない倉庫など、色々な場所に分散して配架されています。

寒かったり狭かったり暗かったりするところで作業することになるのですが、速さよりも正確さを求められます。

さらに西洋史学の特性により、主に欧米語との戦いとなります。自分の専門に近ければ良いのですが、時代も地域も遠い分野の棚をチェックするとなると大変難儀します。

わかっていても、精神力を削られる作業でした。

 

 

これは、夕暮れ時に大学構内からみた赤門です。

作業をしていて撮影のタイミングをすっかり逃してしまったせいで、赤さが全く伝わらないですね…、すみません。

この哀愁漂う写真から、私の心中も察してもらえれば幸いです。

(written by 櫻井 理沙



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