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カテゴリ: 編集部より

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「最近のラノベ」をご紹介します──海猫沢めろん『左巻キ式ラストリゾート』

編集部・平林です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?


本日は、「最近のラノベやべえ」と話題の書籍をご紹介したいと思います^^


まず、最初の見開きがこれ。

ひぎい!!

で、1ページめくるとこれ。

ハッピースマイル!!!


白黒反転になった上に……。

【注意】星海社はGAGAGA文庫さんを応援しております【本当】


こんな所にラグランパンチ(書体名)。


『キルラキル』のプロデューサー・舛本さんの新書も弊社から出ていますね!!


そしていきなり、漫画がはじまります。


これは、イラストをご担当下さった鬼ノ仁さんのアイデア^^


小口もこの通り。

NO! NO FUTURE!


さて、この「最近のラノベ」ですが、
海猫沢めろんさんの左巻き式ラストリゾートという作品なんですね。



めろんさんが制作に関わったアダルトゲーム『ぷに☆ふご〜』のスピンオフ的ノベライズ(にしては全然違いますが)として、2004年にジュブナイルポルノレーベルであるパンプキンノベルスより刊行されたものです。
このたび、10年の時を経て、星海社文庫に納めさせていただいた……という経緯になります。

_人人人人人人人人_
> 最近じゃない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


あらすじは、こんな感じです。

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目覚めた僕は記憶を無くし、12人の少女たちが暮らす見知らぬ学園にいた。
僕の覚醒と時を同じくし、外部を喪失した学園では、トーチイーターと名乗る犯人による強姦事件が連鎖的に起こる。
次々と餌食になる少女たち。犯人は誰なのか、この閉鎖された学園は何なのか──そして、僕はいったい誰なのか……。
ゼロ年代の衝動の総てを詰め込んだ、異能・海猫沢めろんの伝説的デビュー作が待望の文庫化。
巨匠・鬼ノ仁の新規描き下ろしフルカラーイラスト群を収録し、東浩紀による解説を附した、最終版にして完全版。
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全編めくるめく性と暴力に彩られたメタフィクションです。


_人人人人人人人人人_
> ラノベでもない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
  【中略】
でも、このキーワードを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
  【中略】
じゃあ、注文をしようか。


『左巻き式ラストリゾート』をAmazonで注文する

 

 

……。

 

…………。

 


さて、むしろここからが本題。

なんでこんな本ができたのか、というお話を。


当時、デザイナーでもあっためろんさんは、(予算が少なかったためやむなく)Quarkを駆使して、本文やカバーのデザインも全て担当されました。

背後には「漫画に描き文字があるように、小説にだって大胆な書体のアレンジがあってもいいじゃないか」という思想があったということです。

先行して『ファウスト』がこういった運動を始めたわけですが、現在ではライトノベルを中心にポピュラーなものになっていますね(GA文庫さんの『のうりん』とか好きです)。

文庫化に当たっては、そのデータをInDesignに変換し、さらに川名潤さんによって大幅に増幅されたものになっております。

また、底本に引き続きイラストを担当して下さった鬼ノ仁さんには、斬新な挿絵のアイデアも多数いただきました(挿絵は全てカラーです)。

そして、本書とゼロ年代のポップカルチャーを総括するような解説を、東浩紀さんにいただいております。

「最近のラノベ」じゃないですけど、よかったら、是非。
ゼロ年代にオタクだったあなた、そして、ゼロ年代のあの熱狂を追体験したいあなたに、特におすすめの一冊です。





◆おまけ◆
【復活掲載】海猫沢めろん、伝説のインタビュー! 
http://anifav.com/special/20140611_3551.html

【激論4時間】さやわか×東浩紀×海猫沢めろん鼎談 「10年代の状況とコンテンツ」
http://ji-sedai.jp/special/eventreport/genroncafe.html

(written by 平林緑萌



本文はここまでです。