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カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:昼の最前線

夏の流れ

実家の奈良に帰省するため、先週金曜日と昨日月曜日の2日間、当ブログをお休みさせて頂きました。本日からはまた通常営業に戻ります。時の流れは一定の筈ですが、なかなかペースがつかめません。

 

今回は色々と家の事情での帰省でした。仁木英之さんと打ち合わせもしましたが、仕事のアポはその一件だけ。あとはお見舞いに行き、家事を手伝い、新人賞原稿をのんびり読みながら一杯飲むつもりでいたわけです。

──が、帰省翌日の深夜3時、胃痛と腹痛で目が覚め、そこから朝までかかって前日の夜に食べたものを全て排出。割といいお肉が全て水のようにサラサラしたサムシングになって、便器に吸い込まれてゆきました。

胃痛もなかなかおさまらず、ぐったりと横になっているばかりの帰省となってしまいました。関東は涼しい日が続いていたようですが、折しも奈良は快晴続き。窓の外は青空で、入道雲がもくもくしております。

胃をさすりながらぼんやり空を眺めていて、ふと時間の流れ方の違いを感じました。勿論、こういうのはよくある錯覚です。しかし、首都圏の都市部と地方では、街の作りもそこで暮らす人たちの組成も違うし、街を支配する論理そのものが全く異なるわけです。

文化的な均質性が全国を覆っているなんていうのはまやかしに過ぎなくて、売れる本も全然違うだろうし(そもそも本が売れない)、クリーンな政治家よりも道路を良くしたり橋を架けてくれる政治家の方が好まれる。

せっかく首都圏から出たんだから、いつもと違う切り口で生きていかないと、どこに行ってもやることが一緒というのも面白みがない──そう思った所で胃痛で動けないわけですが、まあとにかくそんな風に思った。

思いながら、胃をさすっているうちに、田舎の夏が流れていきました。

来年の夏は、もう少しゆっくり帰ることにします。そして僕は、首都圏流の通常営業に戻ります。

(written by 平林緑萌



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