お知らせ
2012年9月 4日 12:00
Kindle/Kobo/iPhone/iPadの4つのハードに最適化された電子書籍版『サエズリ図書館のワルツさん』の第一話+あとがきを本日より無料配布開始!
若手女流作家・紅玉いづきの最新作『サエズリ図書館のワルツさん 1』(刊/星海社FICTIONS)の発売を記念して、星海社ウェブサイト『最前線』にて、話題のKoboをはじめとする、iPad、iPhone、Kindleの4つのハードにそれぞれ最適化された、本作の第一話とあとがきを収録した電子書籍版の無料配布を本日より開始します。ひとつの作品の電子書籍版を複数のハードに対して最適化し、無料配布するのは異例の試みとなります。
本作品では、電子書籍が当たり前になった近未来を舞台に、“紙の書籍”と“電子書籍”を巡る物語を、魅力的なキャラクターを通じて描かれています。その物語の世界観をより密接に感じて頂く為に、今回4つのハードに向けた電子書籍版の無料配布を行わせて頂きました。
本作が刊行された星海社FICTIONSは、紙や造本というハードウェアの面、組版やフォントというソフトウェアの面、両方からのこだわりが売りの小説のレーベルです。本レーベルの組版を担当した紺野慎一が、引き続き本作の4つの電子書籍版の組版をすべて担当しております。
電子媒体と本、それぞれに最適化された小説の読み味をこの機会に是非体験して下さい。
『サエズリ図書館のワルツさん』紅玉いづき Illustration/sime
/fictions/saezuriwaltz/
≪紅玉いづきによるコメント≫
文字の生まれる場所が紙とペンだけだった時代はすでに終わったのでしょう。活字が生まれ、電子データがすくすくと育ち、書籍は新しい時代を迎えるのかもしれない。時代とともに変わっていくものを、止めることは出来ません。けれど、愛するものは変わらない。そう信じながら書きました。この物語が、様々な形でお届け出来る事を、とても嬉しく思います。
≪配布方法≫
それぞれのハードウェアに最適化された電子書籍版は、すべてpdfで配布されます。
iPhone、iPad版は配布ページから直接各端末内蔵のブラウザでアクセスすることで、最も快適に読んでもらえるよう設計されています。
また、Kindle、Kobo版はZIPをダウンロードし、解凍すると出てくるpdfを各端末にUSBケーブルを経由してインストールしていただくことになります。
サエズリ図書館のワルツさん 1
著/紅玉いづき Illustration/sime
レーベル/星海社FICTIONS 本体価格/1260円(税込)
特集サイト//fictions/saezuriwaltz/
本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。
本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。
本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。
そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。
そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。
さえずり町のサエズリ図書館。
それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。
あなたにとっての大切な一冊は、きっとここでみつかる。