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北条沙都子ほうじょう・さとこ

悟史の妹。部活メンバーの一人。現在は梨花の家で二人暮らしをしている。

雛見沢症候群を重度発症し、入江診療所で入院治療を受けた過去を持つ。今でも一日二〜三回の注射が欠かせないが、沙都子は病気の正体を知らされていない。

二年目の祟りで両親を失っている。二人は自然公園の展望台から渓流に落下。設置されていた柵が壊れたことが原因らしい。父の遺体は発見されたが、母の遺体は行方不明のままとなっている。

両親の死後、義理の叔母である北条玉枝から虐待を受け、兄の悟史に守られながら日々を過ごしていた。だが四年目の祟りで叔母が殺された際、悟史は謎の失踪を遂げてしまう。沙都子は兄に頼り切りだった自分を悔い、どんな困難があっても一人で耐え抜くという決意を固めた。それはいつか悟史が帰ってきた時、一人前になった自分を見せるためであるという。

鉄平の虐待を受けても我慢を続けていた沙都子だが、皆殺し編では圭一と梨花の呼びかけに応じて助けを求め、運命の壁を打ち破ることに成功した。