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古手梨花ふるで・りか

古手神社の巫女を務める少女。部活メンバーの一人。

殺されるたびに羽入の力で別の世界に行き、運命の袋小路から逃れようとあがき続けてきた。過去の物語で予知めいた言葉を発していたのは、異世界の経験を記憶していたため。

罪滅し編で異なる世界の記憶を取り戻した圭一に心を動かされ、「…………私も、…諦めない。……この世界から希望を失ってたまるものか。」と決意した。しかし、記憶を維持したまま次の世界に行くことが難しくなってきており、羽入の力で遡れる日数も減少している。残されたチャンスはわずかである。

研究者たちの間では雛見沢症候群の「女王感染者」と言われており、梨花の死後48時間以内に雛見沢住民が全員末期発症するという論文が存在する。

三年目の祟りで両親を失っている。古手神社の神主だった父は綿流しの夜に体調を崩し、病院で手当てを受けたが、深夜に容態が急変して死亡。母はその直後、鬼ヶ淵沼への身投げを仄めかした遺書を残し行方不明になったという。