切断島の殺戮理論
- 星海社FICTIONS
- 定価: 1,700円(税別)
- ISBN: 978-4-06-535142-0
- 発売日: 2024年03月27日
- サイズ: B6判
文化人類学の学徒たちが"地図にない島"で遭遇する!
異様な世界(クローズド・サークル)、異常な殺戮(ジェノサイド)、異形な真実(アルゴリズム)!
帝旺大学人文学部文化人類学科の最強頭脳集団・桐村研が現地調査に赴いたのは、国家に隠匿された地図にない島──鳥喰島。
江戸時代に囚人の流刑地とされたその孤島には、身体を切断する成人儀礼を始めとする奇習を存続させた〈鷲族〉と〈鴉族〉が存在していた。
"欠落を美と見做す"彼らの閉鎖世界で発生する連続殺人......これは無計画の連鎖か、計画された虐殺か?
惨劇を追認する推理の果て、異形の真実が剥き出しにされる──!
〈黒猫〉シリーズの森晶麿が、異形の美学を構築する本格ミステリ!
編集者コメント
森さんの新機軸にして、豪速の変化球です。読者のリアクションが予想できないレベルに豪速。みなさまの審判をお待ちしております。
星海社・丸茂