少年探偵には向かない事件
- 星海社FICTIONS
- 定価: 1,200円(税別)
- ISBN: 978-4-06-528078-2
- 発売日: 2022年10月12日
- サイズ: B6判
孤島×館×密室×ひと夏のボーイミーツガール!
大財閥・入来院(いりきいん)家の支配する薄荷島に招待された小学生・すばるは、ふつうを嫌う入来院家の令嬢・鈴音に出会う。
彼女のもとには誘拐の予告状が届いていた。
やがて、予告されたとおりに鈴音はさらわれてしまう。衆人環視のなか、塔の頂上から、忽然と。
一体なぜ? そして、どうやって?
鈴音を救うため、すばるは200年前、13年前、そしていま、入来院家で繰り返される密室人間消失の謎に挑む!
<「星海社 令和の新本格ミステリカーニバル」シリーズ作品>
新本格ミステリの父と謳われた名編集者・宇山日出臣が没して十五年余り。昭和に始まったこの新本格ミステリ・ムーブメントはその発端となった「小説」の垣根を越え、漫画・舞台・映像・ゲームなどあらゆる表現ジャンルへと飛翔を続けています。
だからこそ、我々星海社はあえてこの令和の世に「新本格ミステリ」を真正面から標榜し、原点たる「小説」として問い直したいと思います。
「新本格ミステリ」の魂(スピリット)を愛し、次代へと発展、継承すべく集ったとっておきにして腕ききの小説家陣による「新本格ミステリ」の、最前線にして現在の到達地点を、どうか存分にお楽しみください。
星海社FICTIONS編集長 太田克史
編集者コメント
おとなも読め!
星海社・太田