女衒屋グエン
- 星海社FICTIONS
- 定価: 1,400円(税別)
- ISBN: 978-4-06-513110-7
- 発売日: 2018年09月18日
- サイズ: B6判
今宵も妓館・『太白楼(たいはくろう)』は眠らない。とある花街のとある一角、遊女たちは春をひさいで生きていた。
生娘のまま女盛りを過ぎてしまった静蕾(ジンレイ)、勝ち気で反抗的な万姫(ワンジェン)、別れた男に囚われ続ける思思(スースー)......。
そして西施(シーシー)、この世界を統べるうつくしい主。冴えない女買いの男・虞淵(グエン)と下働きの醜い少女・翡(フェイ)を従える彼女もまた、大きな秘密を抱えていた。
そんなある日、都から届いた一通の文が妓館の運命を揺るがしていく。偽りだらけのこの街で、本当の幸せとはいったい何か?
遥か古都の遊郭を舞台に綴られる、儚い色里模様の幕が上がる。
『薬屋のひとりごと』日向夏 ×『おしえて! ギャル子ちゃん』鈴木健也が描く、新たな中華小説の誕生!
編集者コメント
『薬屋のひとりごと』の日向夏が新たに描くは、個性豊かな遊郭の女たち。彼女らがささやく花言巧語な睦言は、ただの戯言なのか、はたまた、たった一つの真実なのか。ぜひご一読ください!
星海社・太田