透明だった最後の日々へ

透明だった最後の日々へ
  • 星海社FICTIONS
  • 著者: 岩倉文也 Illustration/浅野いにお
  • 定価: 1,300円(税別)
  • ISBN: 978-4-06-530313-9
  • 発売日: 2023年01月17日
  • サイズ: B6判

「ミズハは何になりたいの?」
「分かんない。自分を壊したいだけ」


震災の記憶に囚われる学生詩人のリョウ、
エキセントリックだが純粋な心を持ったミズハ、
小説家を志す退廃的な美青年ナツト。


それぞれの孤独を抱えた三人の若者は、
やがて訪れる別れの予感を胸に、
生きることの絶望を分かち合う──


詩人・岩倉文也が満を持して贈る
不穏にして至純の青春小説。

編集者コメント

岩倉文也さんの第一長編小説です。純粋すぎて残酷な青春譚と、それを描く美文をどうぞご堪能ください。

星海社・片倉 星海社・片倉