青い砂漠のエチカ
- 星海社FICTIONS
- 定価: 1,450円(税別)
- ISBN: 978-4-06-522807-4
- 発売日: 2021年03月17日
- サイズ: B6判
人々は自らの死を確率的なものとして受け入れながら、むしろ生にのみ目を向けている。
ぼく以外は。
致死性の感染症の流行により、<拡張現実=XR>が<現実=R>に浸透した2045年。
山口県宇部岬高校の入学式は、ハッキング──<拡張テロ>に襲われる。
時田砂漠は<天才認定>のクラスメイト・鳴神叡智花と出逢い、学園生活の陰で暗躍する犯人<善なる悪>の正体を追うが、叡智花は砂漠には絶対打ち明けられない秘密を抱えていた────。
アフター感染症の<拡張現実>×ちょっと過激な<日常の謎>!
ハードSFの旗手が放つ、とびきりの青春ラブストーリー。
編集者コメント
感染症という地球規模の災厄に見舞われたこの現実を真摯に昇華したSFとして、この作品は記憶されるはず……そして山口弁のかわいさに目覚めること必至です!
星海社・丸茂