編集部ブログ夜の最前線
こんばんは。ブラックエディター大里(@seikaisha_ost)です。
前職の話ばかりでマンネリ化が心配ですが、気にせずいきましょう。
僕は新卒で入った会社で映像の編集を丸2年やっていて、今年の5月から星海社に合流して書籍の編集者の仕事を始めました。
「編集」という言葉は同じですが、仕事の領域と内容が全然違います。当たり前ですよね。
ただ、文章を扱う編集と映像の編集には似ている部分があることに気付いたので、今日はそのことについて書きます。
僕の仕事はeラーニングという、インターネット上の映像をみて勉強するための映像制作がメインでした。
この映像は、大学の先生が話している内容をわかりやすく伝えることを再優先にして編集していました。
ちょっと近そうでしょう?
この映像の編集において、テクニカルな部分で意識していたのは「良い編集点を探して繋ぐ」ということでした。
要はいかに違和感なく言い直しをカットしたり、発言を並べなおしてわかりやすくするかということが大事でした。
余談ですが、寄りと引きの2カメで撮影して顔の向きや口の形などを意識して映像を繋げば、編集点はまずバレません!
そして先日、テープ起こしとその編集をしていたときに「この発言を切って、こことここで繋げば綺麗だな」という、映像編集と似た頭の使い方をしていることに気付きました。
何回も同じ話題を繰り返しているところを統合してひとつにしたり、余談や誤解されそうな発言をカットしたり、という作業は文章も映像も同じです。
読みやすい文章に編集することと、わかりやすい映像に編集すること。
それぞれ違う「編集」ではありますが、共通した技術が必要とされる部分は確かにあるなあと感じました。