編集部ブログ夜の最前線
ビールが美味しい季節になってきましたね。
こんばんは、アシエディ林です。
今日ご紹介するのは、『ハングオーバー!!!最後の反省会』です!!
「ハングオーバー」シリーズは一貫して
独身生活の婚前旅行でハメはずして飲みまくったら……昨夜の記憶と、メンバーの1人が消えてる。どうしよう!!
というお決まりプロットの中で、いかにはちゃめちゃなトラブルを起こし、解決するのかというマッチポンプ式のバカ映画です。(これ超絶褒めてます!)
しかし最新作、全く酒を飲まない!! ハングオーバー(二日酔い)してくれないですよ!! どうしちゃったの……ハングオーバー!!
これまでは「まぁ、お酒が入ってるならこんなバカやっちゃうかもな」という一点の共感だけで、キャラクターたちの無茶な行動にもリアリティがあったんですよ。
なのに今回、登場人物全員シラフなはずなのに無茶しすぎなんだよ!
でも見ていて超楽しいんですよ?
アラン(イケメン担当)、フィル(ボケ担当)、スチュアート(真面目担当)が怒鳴り合って喧嘩しているのを私はずっと見ていたいくらいです!
特に演技(というかアドリブ)が白熱しすぎて、アラン役の俳優ブラッドレイ・クーパーが素でヘラヘラ笑ってるところとかほんと最高。
でも、要は“ハレとケ”なんです。非日常から日常へと帰ってくるからこそ意味があるんです!!
クッソ楽しい今この瞬間は、やがて消えうせてしまう……という終わりに向かっているから美しいんですよぉ〜〜!!!!
簡単に非日常に没入できちゃダメなんです。刹那的じゃない!
とは言っても、流石シリーズ完結作。1作目や2作目に登場した懐かしのキャラクター出しまくり! ファンサービス満点でございました。
とにかく三部作通して、まったく成長も反省もしない『ハングオーバー』のキャラクターたち。
俺たちは、どんな時代が変わっても、俺たちの友情は変わらないという証明なのだ——……
こーゆー、いかにも「いい話」っぽいことを一切言わないのが最高で、大好きでした。
下品で低俗な笑いを惜しげもなく披露し、腹の底から笑わせてくれる『ハングオーバー』シリーズの続編をもう観ることができないのは寂しい限りです。
ありがとう、『ハングオーバー』! さようなら、『ハングオーバー』!!
アランとフィルとスチュアートゎズッ友だよ……!!