編集部ブログ夜の最前線

2013年6月21日 17:18

とにかくチャン・ツィイーを見ろ! 映画『グランド・マスター』

最近、KIRINのどごし〈生〉の「のどごし夢のドリーム」「カンフースター編」みて功夫熱が上がっていたので『グランド・マスター』みてきました。

そもそもこの『グランド・マスター』、予告編をみた段階からかなり気になってたんですよ。

「時は来た−−最強の流派を決める 闘え」

予告編でこのセリフを聞いた瞬間、体温が2度くらい上昇しましたね。

中国は、リアル天下一武道会をやってた歴史があるとか……超胸アツじゃん!! と公開を心待ちにしていました。


アクションシーンは圧巻!!

そして功夫バトルを彩る衣装と背景!

全てが計算しつくされていて、美しいの一言です。

例えば、ヒロインのチャン・ツィイー。

彼女は葬式で喪主を務めた後、一貫して黒い衣装を着続けます。

それも、白の喪服を身につけてからの黒服。

彼女がこれまでの人生を捨てて復讐に生きることを覚悟した姿、何と可憐なことか!

また、吹雪のなかで決闘することになるのですが、その情景が非常に寒々しく、「復讐が終わった後、彼女はどう生きるのか?」という薄暗い未来を暗示させていいよねぇ〜。あ〜うっとり。

 

ただこの映画、チャン・ツィーの復讐劇と同時に、複数の格闘家の目線が組み込まれているわ、時間軸も頻繁に入れ替わるわ、かなり複雑な物語構造をしています。

はっきり言って、予告編の「最強の流派を決める」という単純明快な映画では全くない!!

 

まぁ、いい意味で騙されたんだけど。

牛丼食べにいったのに、高級コース料理出てきちゃったよ……美味しいんけどさ! みたいな!