編集部ブログ夜の最前線
最近、KIRINのどごし〈生〉の「のどごし夢のドリーム」「カンフースター編」みて功夫熱が上がっていたので『グランド・マスター』みてきました。
そもそもこの『グランド・マスター』、予告編をみた段階からかなり気になってたんですよ。
「時は来た−−最強の流派を決める 闘え」
予告編でこのセリフを聞いた瞬間、体温が2度くらい上昇しましたね。
中国は、リアル天下一武道会をやってた歴史があるとか……超胸アツじゃん!! と公開を心待ちにしていました。
アクションシーンは圧巻!!
そして功夫バトルを彩る衣装と背景!
全てが計算しつくされていて、美しいの一言です。
例えば、ヒロインのチャン・ツィイー。
彼女は葬式で喪主を務めた後、一貫して黒い衣装を着続けます。
それも、白の喪服を身につけてからの黒服。
彼女がこれまでの人生を捨てて復讐に生きることを覚悟した姿、何と可憐なことか!
また、吹雪のなかで決闘することになるのですが、その情景が非常に寒々しく、「復讐が終わった後、彼女はどう生きるのか?」という薄暗い未来を暗示させていいよねぇ〜。あ〜うっとり。
ただこの映画、チャン・ツィーの復讐劇と同時に、複数の格闘家の目線が組み込まれているわ、時間軸も頻繁に入れ替わるわ、かなり複雑な物語構造をしています。
はっきり言って、予告編の「最強の流派を決める」という単純明快な映画では全くない!!
まぁ、いい意味で騙されたんだけど。
牛丼食べにいったのに、高級コース料理出てきちゃったよ……美味しいんけどさ! みたいな!