編集部ブログ夜の最前線
今日は何の日かご存知ですか?
そう、スイーツの日です!
ス(3=スリー)イ(1)ーツ(2)という語呂合わせだそうです。
スリーと英語読みしといて、途中でしれっと日本語読みしているところがお茶目! かわいい!
というわけで、唐突ですが、今回はコンビニの人気スイーツを食べ比べて調査したいと思います。
というのもですね、コンビニのスイーツコーナーって店によって、雰囲気違いませんか?
ローソンにはローソンの、セブンイレブンにはセブンイレブンのキャラクターが演出されているような気がします。
しかしかなりふわふわしたキャラ付けなので、ひとつのコンビニスイーツコーナーを眺めているだけじゃ、そのキャラクター像は掴みづらいです。
ならば、コンビニを比較することで何とかキャラクター像を掴めないかと思い、今回スイーツの食べ比べを考えました。
しかし問題は、食べ比べるスイーツを何にするかです。
どのコンビニにも共通して置いてあって、各コンビニの特色が現れているものでないとなりません。
例えばプリンやシュークリーム。
確かにどこでも売っていますが、見た目がどれも似ているし、独自の個性があるとも言いにくいです。
そんな中、今回の食べ比べに使うスイーツはコレ!
エクレアです!!
何故かエクレアだけ、個性的な改良を重ねられているケースが多いのです。
詳しくは後ほどご紹介しますが、コンビニ毎に味も全く違います。
つまり、エクレアを調べれば、自ずとコンビニのキャラクターも理解できるのではいでしょうか?
編集者として今後キャラクターデザインなどについても作家さんとやりとりしなければならないことも多いはず……
その訓練として(やや無理矢理感が漂いますが)今回はエクレアから見るコンビニのキャラクターについて考察してみたいと思います!
まずは、ファミリーマートより「Wクリームエクレア」150円!!
名前の通り、生クリームがこれでもかと乗っかっております。ホットドックみたいです。
この「Wクリームエクレア」はこれまでに累計販売2500万食を突破している人気商品です。
確口当たり軽くて、サクサク食べられる! その代わりカスタードの味は風味程度です。
生クリームは爽やかでコクもありますが、エクレアというよりも「生クリーム食べる」というコンセプトな気がしますね。
【評価】★★★☆☆
セブンイレブンより「リッチチョコエクレア」135円!!
エクレアの表面にズブリと開いた2つの穴がチャームポイント。
ガブっと齧るとこの穴から中のクリームが吹き出すので、口からだばだばクリームを垂れ流すという醜態を晒さずにすむ優れもの。見た目よりも機能重視!
ふおお! エクレアの生地はこれまでで一番肉厚でサクっとしてます。
中身はチョコ! 甘いチョコとほろ苦いチョコが絶妙に配合されているので、単調な味ではないけれど、どこまいってもチョコレート!!
ここまでチョコ押しだと「そもそもエクレアとはなんぞや?」という疑問すら浮かんできます。
あ、でもエクレア買った時に唯一、おてふきをくれたのがローソンだったので、そこはきちんと評価したいと思います。
【評価】★★☆☆☆
ローソンより「カスタードエクレア(バニラビーンズ入り)」122円!!
おそらく、最もオーソドックスなエクレアだと思います。潔い程に直球。
That's it!! これぞエクレアやで〜〜〜!
皮は薄く、表面のチョコレートも苦くてアクセントとして存在感があります。
見た目はシンンプルだけど、けっこうお腹にズッシりきます。
ただ、いきよいよく食べたらクリームが行き場をなくして逆流するので注意してください。
【評価】★★★★☆
そして急遽追加! みさみさが買ってきてくれたよ!
デイリーヤマザキより「大きなエクレア」115円!!
これも王道のエクレアですね。ローソンのカスタードエクレアと違ってバニラビーンズが入ってません。
でも他社のエクレアより1.3倍は大きい! 大きいことはいいことだよね。
あとこれ大きいのがウリなのに、比較写真撮るの忘れました。しかもちょっと齧っちゃってるしね。
糖分過剰摂取で頭がまわってなかったんだと思います。
【評価】★★☆☆☆
怒濤のエクレアに舌が疲労。 韓国海苔を食べて休憩する林(撮影:みさみさ)
ぶっちゃけ、韓国海苔が★★★★★だわ……
どれも美味しかったけど、一日でエクレア4本は予想以上にハードでした。もう半年はエクレア食べなくてもいいかな!(遠い目)
それにしても、それぞれのエクレアが全く違うキャラクター性を帯びていましたね。
ファミリーマートはとにかくインパクト重視。
セブンイレブンはリッチ志向。
ローソンは上質なシンプル。
デイリーヤマザキはコストパフォーマンス重視。 という印象を受けました。
コンビニのイメージとエクレアのイメージがなんとなく一致していると思いませんか?
それぞれのキャッチコピーをみてみましょう。
「あなたと、コンビに、Family Mart」 …インパクトの強い商品、客のニーズに特価。
「セブンイレブン、いい気分」 …高級感でいい気分
「まちの“ほっ”とステーション」 …期待を裏切らないシンプルさ
「デイリーニコニコ」 …ニコニコできる値段と量
まさにエクレアで受けた印象と同じじゃないか!!
自社のブランドイメージに合わせた商品開発をされているのでしょうか。
エクレアで見るコンビニ社会学……これ、新書でどうですかね!?