編集部ブログ夜の最前線
こんばんは。三度の飯より映画が好き!! アシエディ林です!
どれくらいの人がお気づきでしょうか。毎週金曜日に私が映画の話をしてることを……
実は、じわあっと恒例企画にしようと企んでいます。
映画はいいですよ〜なんたって『20歳の自分に受けさせたい文章講義』にも「文章の構成は映画のカット割りから学べ」と書いてありましたからね!!
さてさて、今回はアカデミー賞を受賞した『アルゴ』と一緒に見てほしい映画、『ペルセポリス』をご紹介したいのですが、
何故『アルゴ』についてではないのか説明致しますと、もう既に話し尽くされているからです!
それに十分話題になっている作品について話し手もなぁ……それよりも、『アルゴ』とは違った視点からイランを描いた映画を紹介した方が面白いのではないか? と思い至りました。
そんな訳で今日ご紹介するのは『ペルセポリス』フランスで制作されたアニメーション映画です。
主人公はブルー・スリーとパンクを愛する少女、マルジ(この情報だけでこの少女、信頼できる!)。どれくらいパンクかというと、派手なジャケットを着て、アイアンメイデンの音楽テープを買いに出かける程パンク!
しかし、イラン革命を機にこれまでの生活は一変。大好きな西洋音楽は禁止、厳しいイスラムの教えを徹底されてしまいます。マルジは西欧文化とイスラム文化のはざまで、社会の矛盾や規制に対して疑問を抱きはじめます……。
マルジを見て、改めて怒りは最高の原動力だと確信しました。
最近じゃ、ちょっと怒ったらクレイマーと呼ばれ、ネガティブに捉えられがちですが、怒りが一番強い原動力なはずです。
そりゃあ、「人の笑顔が見たい」という心清らかなモチベーションは素晴らしいです。
でも、「あいつブッ殺してやる」と怒っている時のモチベーションって驚く程高いじゃないですか(笑)。
だから我々はもっと世の中や矛盾に対して起こってもいい。いや、怒るべきなんですよ!!
牙は死ぬまで抜かれちゃイカンです。
『アルゴ』も同じイラン革命を巡る物語ですが、イランの内で虐げられる人々に関してはほぼノータッチである点が個人的には気になったので、本日は『ペルセポリス』を紹介させていただきました。
みんなもっと怒ろうぜ! ゲット アングリ〜!!