編集部ブログ夜の最前線
こんばんは。
夜の最前線から、今井雄紀です。
今日、太田も
【悲報】星海社の人材募集、9/28(金)必着締め切りなんだけど今のところ、超順調に履歴書がきていない件。現有戦力で戦っていくしかないのか……。 bit.ly/z02702
— 太田克史さん (@FAUST_editor_J) 9月 26, 2012
とTweetしてましたが、
星海社の人材募集、応募数があんまり芳しくありません。
(中身は一切見せてもらえないので不明です。少数精鋭の可能性はあります)
できれば優秀な方(年下希望!)に入って頂いて、
一緒にもっと星海社をよくして、出版界を盛り上げていきたいなと思うので、
ちょっと今日は、迷ってる人の背中押すつもりでブログを書きます。
9ヶ月前、星海社の人材募集をはじめて見た時、
社会人4年目だった僕は思いました。
「フリーかー。フリーは微妙やわー。正社員がいいわー」
と。
これは、うちの求人を見た大多数の方が思うことだと思います。
星海社がフリーでしか人を取らないのにはいくつか理由があると思うのですが、
一番の理由は、「リスクをとってくるやつが好きだね! 俺は!」と社長・副社長が中二的に考えているからじゃないかと思います。
これは予想ですが、たぶんそう遠くないと思います。
つまりどういうことかと言うと、
こと星海社については「正社員募集がかかるまで待つ」という戦術が通用しないのです。
たぶん。
よって応募者は「フリーになるかも」という現実と戦い、打ち勝ってから応募する必要があります。
これ、僕もそうだったのですが、今現在正社員で働いている人にとっては、けっこうしんどい戦いです。
面接では「全然こわくありません!」みたいな顔してましたが、それは、迷いを断ち切るところまでいったからこそ言えたことであって、
相当悩みましたし、色んな人に相談しまくりました。
ここ、みんな悩むところだと思うので、
参考までに僕がどういう風に考えてフリーになることを決めたのか、書かせて頂きます。
ほんと需要ないと思うのですが、1人でも参考になればと思って書きます。
星海社に応募する際、僕が結論として導き出したのは、
夢と安定のための、フリー。
という考え方でした。
僕には、孫が「うちのじいちゃん◯◯作った人なんだ」と言ってくれるような、
社会に強いインパクトを残すものを作りたいという、ぼんやりとした夢があります。(恥ずっ)
その夢に近づく一歩として、星海社はとても魅力的な職場でした。
太田・柿内という実績のある編集者が2人もいて、食らいついていけば力が付きそうだし、
出版という右肩下がりの業界に対して、Webやイベントを使ったアイデアがドカンと出せれば、
正直かなり「目立つ」だろうなとも思いました。
(太田・柿内のいる会社なら業界の注目度も高いんじゃね?という打算もありました)
とりあえずここまで考えて、「入りたい!」とはなったんですが、
同時に「フリーになる」、具体的に言うと「年収が下がる、収入が不安定になる」というなんとなくテンションの下がる事実がありました。
将来は結婚したいと思ってますし、子供も2人ぐらいつくって、両方大学にいかせてあげたいと思っています。
お金は大切です! 安定もしたい! 平和に暮らしたい!
安定……。甘美な響きです。平和で暖かいイメージのある言葉です。
かつては、大手企業に入って、40年勤めあげることが安定だったと聞いています。
でもそれ、今はもう言えないですよね。
では、大手企業がどんどんと傾いていく昨今において、安定とはなんなのか。
現代の安定、それは、引く手数多のことを指すのではないかと思います。
どっかに所属して、そこが万一だめになっても、
「じゃあウチ来てくださいよ」と言ってくれる人がたくさんいること、その力があること。
現代の安定のために必要なのは「正社員」という雇用形態ではなく、実力と実績(あと人徳)だと思いました。
誰にも負けない力(あるいはレアな力)を身に着けて、
でっかい実績をあげれば、食うのに困ることはないはず。
つまり僕個人の話で言えば、夢の実現=安定となるじゃないかと。
であれば、夢への最短距離をいけばいいじゃないかと。
そのために人生の途中で一時フリーになっても、全然いいじゃないかと。
そう、思うに至りました。
これらの考えが、僕が面接で発した「生涯年収を下げる気はありません!」という、
太田をのハートをズキュゥゥゥン!!したセリフへとつながったのであります。
(詳しくは採用対談参照)
言い尽くされてる言説で書くのも恥ずかしいですし、
まだ26の僕が何を言ってるんだという感じですが、
今は、どこに務めてるのかではなく、何をやったのか・何ができるのかで、
その人の値段が決まっていく時代だと思います。
夢と安定のための、フリー。
こういう考え方で星海社に来てみるのはいかがでしょうか?
この記事を見て、今からでも応募してみようと思ってくださる方が1人でもいたら、とっても嬉しいです。
ちなみに、アシエディ岡村は、1日で書類を書き上げたそうです。今からでも全然間に合いますよ。2日あります。
金曜日中に護国寺の星海社まで来てもらい、裏口のポストに突っ込んでもらえれば、応募として認めるそうです。
まだ見ぬ仲間のご応募、お待ちしております!!