編集部ブログ夜の最前線
今日も元気に夜の最前線!
リア充エディターの今井です。
先日、先輩岡村と一緒に『おおかみこどもの雨と雪』の試写会に行ってきました。
(マッドハウスさんありがとうございます!)
こんなすごい作品のこと書くのは大変恐れ多いのですが、
ちょっとだけ、感想を書かせて頂きます。
『おおかみこどもの雨と雪』は、一言で言うと、とてもリアルな話でした。
「ある普通の女の子が、おおかみおとこと恋をして、おおかみこどもを生む」っていう、
ある種のトンデモ設定なんですが、それ以外の部分がひたすらリアル。
おおかみこどもが現代社会に生まれるとそうなるよね、そういう問題起きるよね、っていう部分の模写が特に丁寧で、
どんどんお母さんである「花」に感情移入させられてしまいます。
『サマーウォーズ』の「OZが混乱したとき、世間にどんな影響が出るか」の模写もとってもリアルでしたが、今作にはそれ以上のものを感じました。
そんな筋の通りまくった構成に、
スタジオ地図の美麗なアニメーションはあるは、
おおかみこどもらはキュンキュンするぐらいかわいいは、
高木正勝さんの音楽もいいわで、なんとも死角のない作品に仕上がっています。
プロがいっぱい集まって、誰もがきちっとプロの仕事をされたと、
そんな印象を受けました。
ただ1箇所だけ、「それってそう持って大丈夫でしたっけ?」って思うシーンがあったんですが、
最近のはあれでも大丈夫なんでしょうか…
気づく人は気づくはずなので、同じ感想を持った人はお知らせ頂けますと幸いです。
「ユーザーは、大きなウソ(フィクション)は歓迎するが、小さなウソは許さない」という、
フィクションの定説を思い出しました。他がリアルなだけに目立ってしまった。
いや、本筋と全く関係ないシーンですし、僕の勘違いかもしれないんですけど。
とまあ、1点だけつっこみどころはあったものの、
文句なしにおすすめできる作品であることには違いありません。
友達、家族、恋人…
誰といっても、外れのない名作です。
(この辺の間口は『サマーウォーズ』より広いと感じました。)
7/21公開!ぜひ劇場に足を運んでみてください!