編集部ブログ夜の最前線
火曜日〜水曜日の急な気温の変化にやられ、風邪をひいてしまいました。
「風邪ひいたっぽいです」と編集部の竹村に伝えたところ、
すっと、やさしく、さわやかに出してくれたのが「葛根湯」でした。
「風邪のひきはじめには葛根湯ですよね」って話をしてて2人で盛り上がったんですが、
これ、だいぶうまい売り方ですよね。
2人でざっとあげただけでも…
[1]「ひきはじめ」なので、おそらくひいてない人も飲む。もともと元気なのに、まるで薬が効いたかのように錯覚する。結果、「葛根湯飲んで治った!」と思われやすい。
[2]飲む場面が明確
[3]「ひきはじめ」というフェーズは、ひいてから治るまでに必ず発生する
[4]名前がかっこよくて効きそう
と、なかなかいいポジションをとっています。
特に[1]がすごいなと。
これを星海社の本でやるとすると…
「人生ではじめて読むミステリーはこれ!」
→ジャンル自体未体験なのでおもしろいと思いやすい。
とか、
「ヤル気がなくなったかな?と思ったら読む本」
→かな?ぐらいなので、まだ対処しやすい。
なんてことになるんでしょうか。
ちょっと苦しいか。
とにもかくにも、得意な戦場で勝負するって大事ですよね。
葛根湯に、教わりました。