編集部ブログ夜の最前線

2011年9月 9日 02:48

編集者が考えるべき「企画のタイトル」

書き上げる予定の企画書と大量の宿題を前に思わず白目になりそうな昨今 ⊂(  ⊂ 。・。)

 

しかし面白いことを次々仕込んで本を作っていくのが編集者の仕事

週末までにまずは一本書き上げて編集長にボコボコにされてからが本番です⊂(  っ。・。)三っシュッシュッ ((c)@wooser

 

それはさておき……、ここ二週間ほど、元々考えていた企画のタネをディスカッションする機会に恵まれたのですが、その結果として「企画のタイトル」というものの重要性を改めて考えさせられたような気がします。

 

たった一言であるのに、企画の本質を突くような鋭いタイトル。

いまさら当たり前のことを、とも思うわけですが、いざ自分が企画を考えるようになるとこれが本当に難しい。

 

たとえば『坂本真綾の満月朗読館』は、「坂本真綾さん」「満月」にちなんだ日or作品を「朗読」するんだな、ということが一目見て分かるタイトルですよね。

 

他にも『Fate/Zero』だと——『Fate/stay night』を知っていることが前提にはなりますが——「Fate」「始まり、前日譚(ゼロ)」というのがぱっとみて分かります。

 

ダンガンロンパ』も「弾丸」のスピード感と、推理物としての「論破」でキャッチコピーのハイスピード推理アクションを完全に体言していますね。 

 

キャッチコピーとはまた少し違う、タイトルの妙。難しいです。

 

読まないといけない資料が先にあるので後回しになってるのですが、先日購入したブルボン小林さんの『ぐっとくる題名』に早く目を通さなければ。日々勉強也…。