編集部ブログ夜の最前線
2018年7月25日 20:00
上手な絵とは?
こんばんは!アシエディの有馬です。
絵の上手い、下手を見極める能力は編集者にとって必須のものだと思います。けど、これって絵を描かない人間にはめちゃくちゃ難しくない?という気がするのです。
例えば、マンガ編集者でも抽象画を見て、どれが優れた作品なのか目利きできる人間は限られていると思います。おそらく、一定量描いた経験があるからこそ、表現力や技術のすごさがわかるものなのでしょう。編集者は編集のプロなので、絵を描くプロではありません。けれど、編集者は絵の目利きや上手い絵の定義を自力でする必要があるようです。
特に、絵については自分の好きな作風とかがあるので、上手い下手とはまた違ったポイントがあります。好きな作風だから上手い!というわけではないことに、最近気がつきました。惑わされていました。ここの違いをしっかりと自覚しないと恐ろしいな、と思いました。
目利きをする上で、すごく参考になった記事がありました。
「24歳女が最高のおっぱいを描くためにヌードデッサン会に行ってみた」
この記事、だいぶふざけた内容ですが、すごく編集者として勉強になりました。技術的な面で言えば、サッサッと線が複数で描かれているよりも主線が一本でしっかりと描けている人の方が技術力があるのです。
つまるところ、上手い絵とは技術力と表現力があることな気がします。絵のタッチや作風が好きか嫌いかは、また違う話です。まぁここもセンスが問われるすごく大切な部分だと思うのですが......。
とにかく今は、技術力と表現力のある絵はどういったものか、しっかり学んでいきたいと思います。