編集部ブログ夜の最前線
2018年7月18日 22:00
縦スクロールについて
こんばんは!アシエディの有馬です。
W杯もウィンブルドンも終わりましたね。好きなテニス選手は、ダブルスプレイヤーのブライアン兄弟です!史上最強の双子!
さて、スマートフォンが普及してからマンガや音楽のMVなどが縦長のフォーマットで作られるようになってきましたね。最近では、Instagramが発表したIG TVも縦長のフォーマットですよね。
縦型コンテンツ自体を否定するつもりはないのですが、どうしても違和感が拭えないのです。スマートフォンというデバイスでは縦型の方が良さが生まれることもあります。ただ、人は目が横並びで2つあるため、視界は横に広がります。そういった人間の構造上において、人は縦長よりも横長の方が情報量をより多く取得できるのです。また、地上が横に広がっているからこそ、映し出せる情報量も縦長の場合は限られてしまいます。
デバイスに合わせて、作品をつくるという意識は大切なことだと思います。ただ、マンガであれば紙の方が、映像であればテレビや映画館の方が、より人間に最適化されている設計になっていると思うのです。
もちろん、縦長フォーマットで作られたもので、素晴らしいものはありますし、僕自身好きなものもあります。なので、一概には言えないのですが、構造上どうしても違和感があるのです。
マンガ家の中でも、人間の目の使い方に対する理解がめちゃくちゃ深い人ほど、読みやすい画面作りやコマ割りをできていると思います。
編集者として、そういったことについてもこれから考えていかないといけません。新旧問わずに、優れたものをちゃんと吸収できるようにしていきます。