編集部ブログ夜の最前線
ご無沙汰しております、丸茂です。
先日の3連休はゼミ合宿に参加してきました。
卒論発表や授業課題のディスカッションに精を出しつつ、離別を惜しんで友人たちと盃を酌み交わしてきたわけですが......ぼくの編集部ブログを読み回されるという羞恥プレイがいちばんの想い出となりましたね。
(楽しげに音読していた先生の顔をぼくは忘れない)
さて、本日「最前線」がリニューアルいたしました。
あわせて『空の境界』最新話も公開いたしました......が、今更ながらみなさんは『空の境界』という作品をご存知でしょうか?
実は「最前線」リニューアルにより、『空の境界』がさらに読みやすくなりました!
この機会に、これまで以上に『空の境界』に多くのかたに触れていただきたく、手短ながらご紹介をしようと思います。
ひとくちに『空の境界』と言ってきましたが、その大元は小説です。
『空の境界 the Garden of sinners』は奈須きのこさんによる同人小説として誕生し、講談社ノベルスから商業小説として刊行されました。
やがて「全七章・全七部作」という前代未聞の劇場アニメーション化が成され、小説に続き大ヒット......という伝説的な作品を、現在「最前線」上で天空すふぃあさんがコミカライズされております。
彼女は「直死の魔眼」という魔眼を持ち、あらゆる"活きている"ものの「死」を線や点として視ることができます。
その能力ゆえか、FGOではアサシン枠として登場しました(いつも頼りにしております!)。
彼女が怪事件に立ち向かい、他の異能者と苛烈な戦闘を繰り広げる......というストーリーです。
本日公開された、コミカライズの最新話である第五章「矛盾螺旋」第十五回では、血が滾るような戦闘中心の「動」の回に対して、蒼崎橙子と荒耶宗蓮......ふたりの魔術師が禅問答を展開する「静」の回です。
式の存在の秘密が明かされるとともに、「魔法」「霊長の守護者」「抑止力」というTYPE-MOON世界の根幹を成す概念が語られます。
新しい読者のかたへ向けたご紹介をしてきましたが、天空すふぃあさんが描破する『空の境界』は、単なる漫画化ではなく、まさに"創造"と言い表すような凄みに満ちていて、原作を読み、アニメを観てなお、新鮮な気持ちで読めるはずです。
先の展開を知っているかたは、これから見せ場がてんこ盛りなことをご存知でしょう。
『空の境界』ファン、熱心なTYPE-MOONファンのかたにこそ、ぜひこちらのコミカライズを追いかけていただきたいと思います!