編集部ブログ夜の最前線

2011年1月24日 23:59

星猫ストラップと新人賞選考会とKindle補正の話

『まどかマギカ』真の意味ではじまった…(3話ネタバレ注意!!)

僕の心の中に癒し系ライターの虚淵さんはいるようです…。

 

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さて、先週から送りはじめている先着1000名の読者の皆様への星猫ストラップ、無事に週末から届きはじめているようです

 

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ちなみにまだあと少しだけ余裕があるのですが、そろそろなくなりそうな勢い…。

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今日は年末から読みまくっていた第一回星海社FICTIONS新人賞の選考会を行いました。

選考に挑んだのは、太田さん、柿内さん、緑萌さん、僕の4人…要するに編集者全員です。

 

結果として合計3時間半に及ぶ熱い選考会になりましたが、おかげで編集者としても得るものが多い一日に。

僕はもっと本を読まないとですね…。まだまだ作家さんと対等に向き合うには読書量が足りないなぁと思った次第。

 

今日の選考の様子については緑萌さんが座談会形式で編集予定ですので、そちらの公開をお楽しみに…!

また、それとは別に結果については予定通り、2月の初旬に発表を行う予定です。

 

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ところで、今日の選考会で話題に上がった「Kindle補正」について。

 

今回アト出しで応募原稿にデータを添付して欲しいという我が侭を募集要項に書かせて頂いたという経緯があるのですが、お陰様でいくつかの原稿についてはKindleやSony Readerなど、電子書籍リーダーで原稿を読ませて頂く事ができました。

 

これが思いの外よくて、印字の擦れた原稿や、文字組みなど、可読性が一見よくない原稿でも、Kindleに変換して読むとバリバリ読む気になるのですよね。この現象が「Kindle補正」として座談会でも話題になったのですが、実際統一のフォーマットで変換させて頂いた原稿を読むのはある意味公平なのかなぁと思います。今回僕一人でも30本以上原稿を読ませて頂いたのですが、Kindleで読んだ原稿についてはかなり深いところまでおっかけて読めた気がします。

 

ただ、これも善し悪しで、最終的に座談会で話したり、ちゃんとツッコミを入れながら原稿を読むとなると、圧倒的に紙の方が楽なのです。どんどん書き込んでしまうので。

 

なので、今後もやはり紙の原稿添付については必須でお願いできればと思っております。加えて、第二回からはテキストデータの添付も必須にしようか、と現在検討中です

編集側が楽をするための我が侭になってしまうのですが、皆様の生原稿に下読みを隔てず、直に接するための最善の策だと思っておりますので、ご協力何卒よろしくお願いいたします。

 

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ちなみに、変換の方法も書いておかないとフェアではないかなと思ったのでメモ書き程度に。

 

今回は全ての変換をWindowsのアプリケーション「ChainLP」で、僕が手作業にて行いました。

ファイルはテキストデータをそのままアプリに流し込んで、青空文庫形式のテキストをpdfに変換するというちょっと乱暴な方法で行っていますので、青空文庫形式のフォーマットで書かれた部分はちょっと変なことになってたりしましたね…。このへんは見れば分かる範囲ではあるのですが、今後要検討ということで。

 

また、ワードでルビを丁寧に振ってくださっている方もいるのですが、変換の過程で文字が抜け落ちたりして困った事になってしまうので、出来れば素のテキストデータで送って頂ければ幸いです。

 

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しっかし電子書籍リーダーが編集者より多いってのは星海社ぐらいでしょうね。そして新人賞の原稿を電子書籍リーダーで読んでるのも多分ウチぐらいでは。そういう意味で最前線らしくてよい話かなと思います。