編集部ブログ夜の最前線
『マチ★アソビ』から帰ってきたばかりですが、COMICSの創刊準備が佳境に入ってきて現在かなりバタバタとしております。
小説の校了は見習いなりに何度か立ち会っているわけで、ようやく少しばかり勝手も分かってきたような気がしているのですが(自分の企画で一冊も校了していない半人前なりに、ですよ)、漫画の校了はまったくの未経験。結果的にいろんな人に話を聞いたり、手探りでやってみたりしながら進めているうちに、まだ余談は許さない状況ではありますが、あと少しで校了というところまでようやく来られました。今のところまだ火だるまにはなってませんが、火傷と煙に巻かれたぐらいはあったような、なかったような。
漫画は台割り(ページ配置)の自由度が小説と随分異なるので、その辺で最初戸惑ったような気がします。
あとは小説に比べると描き下ろしをお願いする機会も多く、ページを埋める工夫が必要だったりと、色々考えさせられることもしばしば。普通は連載の時点でページ数調整して、綺麗に32P刻みで収まるようにしてるものなのかな…。漫画の専門職の人に一度ノウハウをお伺いしたいなぁと最近特に思います。
また、一度実際に編集作業に携わってみると、コミックスを見る目がちょっと変わりますね。
読み手としてオマケページやあとがきは大好きなのですが、あれもなかなか手間がかかってるんだろうなぁ、とか。
手間をかければいいというものでもないですが、編集者として感情は動かされますよね。羨ましいな、大変だっただろうな、これは真似したいな、などなど。他者の努力を血肉に変えて、また新しい作品に還元していきたいものです。
というわけで『空の境界 1』と『非実在推理少女あ〜や 1』は星海社文庫と同じ11月10日(木)発売予定。
いい本になるようぎりぎりまで粘ってますので、是非お手にとっていただければ幸いです。
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そして11月立ち上げの企画1本と、11月末間に合えば、な企画の立ち上げ準備も絶賛進行中。
さっき打ち合わせの帰りに山手線一周しかけて、危うくホテル山手線に宿泊するところでした。山手線の心地よさ半端ない……。