編集部ブログ夜の最前線
星海社新人ふたりがせっせとブログを更新中の「最前線」。
すみません、久々にブログ更新の広報・築地です。
こちら、観てきたんです。
神風動画xマウスプロモーション オリジナルアニメーション『COCOLORS』(コカラス)
2016年10月開催のマチアソビで披露され、おおいに話題となった本作。
ストーリー、コンセプトはぜひ公式Webサイトをご覧ください。
ご存知の方も多いかと思いますが、こんな内容です。
”声優とミュージシャンがスクリーンの前で生の演技、生の演奏を披露しながら、サイレントの映像にリアルタイムで音をつけていく上映形式。 2016年10月9日徳島市で開催されたマチアソビvol.17にて公開され舞台のような斬新な上映スタイルによりたった一度の公演ながら、大好評を博した伝説の公演がついに東京で再演決定!(公式Webサイトより)”
マチアソビで見逃していたところに、東京公演の決定、しかも個人的に大好きな映画館新宿バルト9で、です。
スクリーンの前にはバンドセットと椅子、MacPCがズラリ。劇場に入り、これを見ただけで鳥肌が。
わずかなMCのあと、会場の照明が落ち、キャスト勢が登場。そしてそれぞれの持ち場につくなり、静かにスタート。
スクリーンに映し出されたアニメーションに、声優さんの声が、バンドの音が、生歌があてられ、まさにライブで進行。
約50分ほどの濃密な上映でした。
まさかの……涙出ました。ほんとに。
神風動画さんによる、まるで絵画のような色彩のアニメーションに、声と音がその場その場であてられる、そのヒリヒリとした緊張感の凄まじさたるや……。
上映後トークショーには、マウスプロモーション納谷さんが司会で登場。ここで一気にマチアソビ感、爆発です。納谷さんの司会力、相変わらずすごい。
ここで出てきたエピソードに、こんなお話がありました。
・上映毎にセリフや役をチェンジすることが可能
・音響についても同じで、極端に言うとオープニングとエンディングの曲を入れ替えてみる
舞台演劇が上演を重ねるごとに奇跡的なアドリブが生まれるように、この作品にもその可能性を感じました。
キャストのおひとり、高井舞香さんの「演技中にベースの振動が体に伝わる」というコメントも生々しく、この上映スタイルがどんなものかが想像できます。
こちらは観覧者全員にプレゼントされた、横嶋俊久監督のメッセージ入り封筒。
封筒のなかには、本作品の主人公・アキ(CV:高田憂希さん)の版画入り。しかも、一枚一枚手刷りという手間暇の掛けられた一品。これがまた手触りも雰囲気もいいんです。
そう、高田さんと言えば、台本を持つ手を震わせながらの絶叫シーンが圧巻でした。涙が出た理由、ここかも。
最後に、本作品の上映、まだまだ続きそうとの嬉しい予告が。
次なる上映はどこで、そしてさらにそのスタイルが変わっていくのか、期待は膨らむばかりです。
すごい、すごい言ってないで自分でこんな企画やんないとな! みたいな! 最後は反省。がんばろう。