編集部ブログ夜の最前線
新人賞の原稿、最終的に32作品が僕のところにやってきました。第一回の僕の担当分より1作品多い本数です。
ちなみに今回の担当分、上は52歳から下は21歳まで。そしてかつてなく同い年が多いような印象です。
全体としては、想定の倍ぐらいの数がきてしまったので、嬉しい悲鳴が上がった反面、結果として選考座談会のスケジュールを少し後ろに倒すことに……。申し訳ありませんが、結果発表は9月下旬までお待ち頂ければ幸いです。
というわけでこんばんは。アシスタントエディターの山中です。
さて、今月発売となる星海社FICTIONSの見本誌がようやく届きました。
今回副担当させて頂いたのは『ドッペルゲンガーの恋人』『原くくる処女戯曲集 六本木少女地獄』の二作品。
どちらもVeiaさんによる素晴らしい装幀!
装画も竹さん、シライシユウコさんの新境地という意味で共通項のある二作品になりました。
そして連載中の『ドッペルゲンガーの恋人』に加えて、『原くくる処女戯曲集 六本木少女地獄』の表題作『六本木少女地獄』も昨日より最前線で無期限公開が開始されております。
横書きの戯曲というのも珍しいですね。
最前線の読者の皆様には馴染みは薄いかもしれませんが、言葉の掛け合いのスピードが小説にはない読み味です。
読みながら頭でシーンを再生していくのに、小説を読むのとは少し違った頭の使い方をするものですね。
是非ご一読を。
そして『ドッペルゲンガーの恋人』の連載第三回はいよいよ来週火曜日公開です!
こちらもいよいよクライマックス。お楽しみに!
=====
しかし今回の新人賞、太田さんが言っていたとおり結構全体のレベルが高い気がしております。
第一回や第二回のような長期休みの無い状態で読まないといけないので、メモ取りながら次々読んでってます。今日中に2作品は頑張って読みたい次第。