編集部ブログ夜の最前線
立て続けにイラストが入ってきたこともあって、現在慌ただしく4月へ向けての準備を始めています。
星海社の本は装丁にこだわった結果、校了が配本日のほぼ一ヶ月前になってしまうので、割といつもスケジュールが厳しい気がする…。
この辺の常識は出版社勤めの経験が希薄な僕にはイマイチ掴み切れてないところもあるのですが、まぁ配本までのスパンが長かろうが短かろうが、締め切りは待ってはくれないですからねぇ…。
現在の文庫に加えて、いずれFICTIONSもコミックスも定期的に回していく必要が出てくるのだなぁと考えると胸が熱くなりますね…。
皆さんに早く届けたい作品のゲラがどんどんあがってくる毎日です。
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というわけで今やってるのが「台割」の準備。レイアウトともいいます。
写真は星海社謹製レイアウト表。
ここに○P「見開き扉」とか△〜□P「本文」とかもりもり書き込んで本の構成を表に落とし込んでいきます。
僕は割と手書きが好きなのですが、緑萌さんはエクセルで管理してるみたい。やり方も人それぞれです。
ちなみに上の方にかいてある「ウ」とか「オ」とかは裏表のこと。
本文中にカラーがシームレスに入ってくる星海社文庫では、カラーの入る位置で本の原価が変わる事もあるので、こうやって台割を切ったあと、さらにカラーの位置をうまく調整する必要が出てきます。
『Fate/Zero』は最初の方と章扉にしかカラーがないのですが、『ひぐらし』は本文中に何枚もカラーイラストやカットが入ってくるので、緑萌さんが一冊ずつ丁寧に台割を切ってます。
面倒な作業といえばそうかもしれませんが、僕はこの台割を切る作業がパズルみたいで好きなのですよね。
台割の上の景色も十冊十色。こういうところでも「本の魂は細部に宿る」と言えるのかもしれません。
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今日の物欲。
1月のはじめに買った同じセットを本日使い切ってしまったので再度購入。
星海社の珈琲豆消費量は、大体1ヵ月で1kgぐらいみたいです。
ちなみにAmazonでワンクリックで買えてしまうこともあって、以前からここの珈琲豆を愛用しています。オススメ。
星海社珈琲部では、わりとみんな持ち出しで豆を買ったりエスプレッソのカプセルを買ったりしているので、そろそろ部費の徴収か珈琲基金を始めないと…。