編集部ブログ夜の最前線
昨日のブログを公開したあと、twitterでの反応を追っ掛けて見ていたのですが、ほとんどの方が驚き、かつ喜んで下さったみたいで大変嬉しいアシスタントエディターの山中です。かつくらさん(@katsu_kura)もご紹介ありがとうございます!
紅玉いづきさん(@benitamaiduki)の星海社デビュー作となる『青春離婚』、本当に素晴らしい短編なのでご期待下さい。太田編集長(@FAUST_editor_J)も「キュンキュンくる」と激賞でしたよ!
一方、マンガ版『青春離婚』は、HEROさん(@dka_hero)初のコミカライズということもあって、担当編集としても、一読者としても本当に楽しみな一作です。こんなに楽しみな一作が皆さんより先に見れてしまうなんて、オレ、編集者になって良かった……!
編集者としての初陣を想像より遥かに楽しい形で始められて、紅玉さんとHEROさんには本当に感謝しております。
ところで、おふたりの事をご存じない『最前線』読者の方もいるのでは、と思ったので、以下にお二人のお薦め作品を。
紅玉さんはやはりデビュー作の『ミミズクと夜の王』が最初に読む作品としては断然お薦めです。ファンタジーとしても恋愛モノとしても傑出した作品です。
また「人食い三部作」の一作『雪蟷螂』も個人的に大好きな作品です。雪景色が目に浮かぶんですよね……。冒頭のあまりに暴力的で美しい出会いのシーンは必見。
あと、現代物なら『ガーデン・ロスト』。書店さんですぐ手に取れる作品としては、他にも『19』に収録されている『2Bの黒髪』という短編があります。『ガーデン・ロスト』は四人の女の子の青春小説。描かれた情景そのものがあまりに遠く、僕にとっては別世界の物語ですが、印象深い作品です。『2Bの黒髪』は、なんとWebマンガを描く女の子の物語。すごい偶然です…。
HEROさんの作品はかなり多数出版されておりますが、HEROさんの個人サイト『読解アヘン』でほとんどの作品を読むことができます。
代表作『堀さんと宮村くん』はサイトで2007年から今までずっと連載が続いている長寿作品。この一作だけで一晩徹夜は余裕です。書籍版はスクウェアエニックスさんから出版されていて、描き下ろしが数点追加されています。
短編作品では書籍版の表題作にもなっている『7と嘘吐きオンライン』が一番有名でしょうか。短編は思春期の内面にぐっと踏み込んでいくような作品が多く、僕はどれも大好きなのですが、『レッテルのある教室』や『クロッカスの咲く、中庭にて』など痛みのある作品がたまらないですね。
是非『青春離婚』公開までに気になった作品はご覧いただければ幸いです!
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さて、今日は『最前線』更新日。
『最前線』のスタートアップからずっと走り続けている傑作SF『星海大戦』第18回が本日公開されました。
ついにあいつが帰ってきた! と声高に叫びたくなる第18回。
ちょうど第19回の原稿を今やりとりしているところなのですが、第18回からの盛り上がりがマジで半端ないです。
会員登録さえすればまだ16回から追いかけることができますので、この機会をお見逃し無く。
ちなみに、そろそろ続刊についても発表できるかも……。こちらもブログの更新をお待ち下さいませ!
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余談ですが、KAI-YOUさんのホームページに『iKILL』『iKILL2.0』のイラストを描いて下さったざいんさんのインタビューが前後編で掲載されています。
後編では『iKILL』のイラストを描いて頂くことになった経緯なども語られていますので、ざいんさんファンの方、『iKILL』読者の方は必読ですよ。