編集部ブログ朝の最前線
おはようございます。
サッカーゲームは『ウイイレ』より『FIFA』派、アシスタントエディターの石川(@seikaisha_iskw)です。
星海社に加わって1ヶ月、気がついたことのひとつに「ゲーム好きの多さ」があります。
編集部内で出る話題も、小説やマンガやアニメ等々に比べてゲームの割合が大きいような気が。
僕自身は、今日までたいしてゲームはやらずに来てしまいました。
どちらかというと、弟(そこそこゲーマーだった)が買ってくる攻略本を楽しんで読んでいたクチです。
ここ最近も『艦これ』に手を出した程度。
あ、機会があって初代『ときメモ』をやりもしましたが。
しかし、スマホゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』や、同じくスマホゲーム『チェインクロニクル』のスピンオフ4コマ『ぷちぇインクロニクル』なども手がける弊社に身を置く以上、ゲームはこれから避けて通れない道です。
そこで、スマホゲームをいくつかダウンロードしつつ、こんな本を買いました。
ゲーム業界のすべてがわかる必読必携本
ゲームはどのような状態にあり、どこへ向かおうとしているのか。
ゲームのビジネス、カルチャー、そしてテクノロジーにまつわるテーマを、各分野のオーソリティが鋭く論じる。
日本のゲームを変えたい人も、ゲームで日本を変えたい人も必読必携の教科書!
■第1部 ビジネス
第1章 ゲームと流通 小山友介
第2章 クラウドファンディング 山本一郎
第3章 モバイルゲーミング 小野憲史
第4章 ブラウザゲーム 徳岡正肇
第5章 ゲームと広告 澤紫臣
第6章 東南アジアのゲーム市場・産業 佐藤翔
■第2部 カルチャー
第7章 現実空間に置かれたゲーム 徳岡正肇
第8章 実況・配信文化 稲葉ほたて
第9章 シリアスゲーム・ゲーミフィケーション 藤本徹
第10章 アカデミックテーマとしてのゲーム 三上浩司
第11章 electronic sports 松井悠
第12章 「自作」文化 稲葉ほたて
■第3部 テクノロジー
第13章 バーチャルリアリティ 石原茂和
第14章 モバイルゲームのデザインと技術 大野功二
第15章 ミドルウェアとゲームエンジン 湊和久
第16章 コンピュータグラフィックス 髙橋誠史
第17章 ゲームサウンド 土田善紀
徳岡正肇さん(@goodhuntstalker)が編集された、『ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード』。
タイトルの通り、ゲームにまつわる18の話題(引用では17しかないように見えますが、最後に「バックエンド技術」についての補章があります)がコンパクトにまとまった一冊です。
「はじめに」には、「広く・浅く」をテーマに「2012年以降における、日本のゲームシーンを総覧したもの」、とあります。
「なるべく「2012年以降の現状」に集中するため、歴史的背景についてもカバーが浅い」、とも。
読みはじめたばかりですが、ゲームに疎い僕にとっては、このタイミングで願ってもない本が……という感想です。
ところで、星海社・ゲームといえば、なんといってもさやわかさん(@someru)がお書きになった新書『僕たちのゲーム史』があります。
本書は、ゲームと共に生きてきた「僕たち」のための本です。
僕たちの暮らしの中にゲームが登場して、30年ほどの時が流れました。本書ではその歩みを辿ってゆきますが、ソフトの売り上げ、あるいはハード戦争といった事柄に重心を置いた記述はしていません。なぜなら、日本のゲームは、「ボタンを押すと反応する」という基本を巧みにアレンジしつつ、一方で 「物語」との向き合い方を試行錯誤してきた歴史を持っているからです。このような視点でゲーム史を編むことで、「スーパーマリオのようなゲームはもう生まれないのか?」「最近のゲームはつまらなくなったのでは?」といったあなたの疑問にもお答えできるようになりました。さあ、ゲーム史をめぐる冒険の旅に出ましょう!
さやわかさん一流の整理で、僕にもゲームの来し方がスッと見通せるこの本、出版は2012年のことでした。
つまり……『僕たちのゲーム史』により、『ゲームの今』が語り落とした「歴史的背景」を補えるということ……!
というわけで、『僕たちのゲーム史』を傍らに『ゲームの今』を読み進めているところです。
とても調子いいです。