編集部ブログ朝の最前線

2011年9月26日 10:00

次世代のための「武器」!

今朝の一言

 

「自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。」

 

瀧本哲史

『僕は君たちに武器を配りたい』

 

おはようございます。

アシスタントエディターの岡村です。

 

星海社新書軍事顧問瀧本哲史さん『武器としての決断思考』

同時発売された単行本『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)、

これが滅法おもしろい。

 DSC02386.JPG

 

カバー下も素敵。

DSC02390.JPG 

 

ブックデザインは星海社新書と同じ吉岡秀典さんです!

 

で、3連休で何度も読んでいたら本がいつのまにか

ドッグイヤーとラインマークだらけに……

 

以下、チェックした名言の一部です。

 

・  答えは「スペシャリティ(speciality)」になることだ。

・  パソコンのオンラインゲームに多くの人がハマるのは、その世界では「努力」の有効性がまだ存続しているからではないだろうか。

・  待っていても状況は悪くなる一方なのだ。今後は、個人レベルでビジネスモデルを変える、または新たなビジネスモデルを作り出す、ということに挑戦しなければ、多くのビジネスマンが生き残ることができなくなっていく。

・  コモディティ化から抜け出すための出口(エグジット)を考えながら仕事をしなければいけない。

・  「ブームとなってから投資すると、死ぬ」

・  大切なのは、「顧客自体を新たに再定義する」ということである。(中略)自分自身で何か画期的なアイディアを持っている必要はない。

・  わずかな「差異」がとてつもない違いを生む時代となったのだ。

・  多くの人が欲しがる製品ではなく、ごく一部の人にしか必要とされないが、熱烈に欲しがってもらえる商品を作り出したことがポメラのヒットの要因であるといえるだろう。

・  アップルの苦境を救ったのもスペックや機能ではなく、「色」や「デザイン」だったのである。

・  「落ち込んでいる業界にこそ、イノベーションのチャンスが眠っている」と考えられる。なぜならそれらの事業(テレビ局、新聞・出版業界、不動産業界)の根本が、人間の知的欲求を満たしたいという思いや、より快適な場所に住みたいという根源的な欲求に基づいているからである。

・  既存のものを、今までとは違う組み合わせ方で提示すること。それがイノベーションの本質だ。

・  「何かを聞いたら反射的にその逆を考えてみる」

・  実際のところ革命的なことを成し遂げるリーダーの多くは、ある種の人格破綻者であるか、あるいは新興宗教の教祖のような自己愛の塊である。そして、そうした強烈なリーダーが率いるからこそ、組織は成功するのである。

・  投資という行為は、何よりも「分母」が大切だからだ。(中略)重要なのは、できるだけたくさん張ることなのである。

・  自分で操縦しているのだから、異常にすぐ気づくことができる。(中略)それが、自分でリスクを管理し、コントロールするということだ。

・  もっとも大切なのは、人々と違う「インプット」を得ることだ。人間の行動(アウトプット)は、インプットの結果である。だから行動を変えようと思うならば、インプットを変えなければならない。

・  「ビジネスをする相手を、現時点の世間の評価だけで判断するな」

・  投資家的に考える習慣というのは、実際に自分の手足を使って、行動してみることで身につくスキルなのである。

・  自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。

 

多っ……! (竹村さんのタイトル案ほどではないですが)

自分でもびっくりです。

だけどこの中で一つでも自分の琴線にひっかかる言葉があれば

この本を買っても損はないと思います。

 

『武器としての決断思考』と一緒に是非、どうぞ!

 

9月30日に行うUSTREAM講義、

「1時間でわかる『武器としての決断思考』」もお見逃しなく〜。