編集部ブログ朝の最前線
今朝の一言
「大好きっす、ボイン!」
ジャン・ハボック
『鋼の錬金術師』 荒川弘
おはようございます。
アシスタントエディターの岡村です。
本日は編集実務(備忘録)の5回目です。
前回までは主に本の本文についての話でしたが
今回は本のカラー部分についてのお話です。
本でカラーとなるのは主に、カバー、帯、口絵などです。
『きみを守るためにぼくは夢をみる I 』カラー 一式
これらは
イラストレーターさんがイラストを作成し、
編集者がリード(オビに書かれている文やカバーに記載されているあらすじ、著者さんの略歴など)を考え、
それら素材を受け取ったデザイナーさんがデザインする。
これでカラー部分のデータが完成するわけです。
で、その完成したデータを
印刷所で実際に本で使う紙で印刷してもらいます。
印刷されたカラーの発色を確認する、これが色校正です。
なんでこんなことをするのかといいますと
パソコンの画面上で見るデータの色と実際の紙に印刷された色に差が生まれるからです。
紙にしてみたら想像より色が
明るかったり暗かったり、薄くなっていたり濃くなっていたり、鮮やかだったり鈍かったりするわけです。
それがそのまま本にならないように修正を加えて納得のいくカラーに仕上げることが色校正の目的です。
次回は台割について。
お疲れ様でした〜。