編集部ブログ雑談
おはようございます。アシスタントエディターの石川(@seikaisha_iskw)です。
けっこう引っ張ってしまった青森レポート、今回が最終回です。
太宰生家→弘前公園ときましたが、ここで僕には画策していることがありました。
それは酒蔵を見学すること……!
というのも僕は(たしなむ程度ですが)日本酒を好んで飲んでいて、やはり旅先では地酒を手に入れない選択肢はない。
弘前といえば「豊盃」や「じょっぱり」等々。
が、数軒電話を掛けてみたものの繋がらず。日曜なのに(だから?)……。
気を取り直して酒屋を数軒回るもことごとく休み。
ここ最近でいちばん意気消沈したかもしれない。
と、ここで一筋の光が。あるお店に電話が繋がります。
僕「すみません、今日は営業されてますでしょうか……?」
店主のおばあちゃん「う~~~~ん、してるといえばしてますねえ~~」
僕「……え? あ、ではいまからお伺いしたいんですが大丈夫ですか?」
店「はい~~」
ということで辿り着いたお店がこちら、石場屋酒店さん。
うーむ、趣のかたまり……。
それもそのはずで、建物が国の重要文化財です。
店内はこんな感じ(撮影の許可をいただきました)。
宝物庫だ……。
時間を忘れて物色し、「豊盃 ん」「六根 翡翠」を実家用に、同じく「ん」とお店オリジナルの「石場屋」、それから「豊盃」の酒粕を使った「吟醸生チョコ」を買いました。弘前尽くし。
生チョコ、帰りながらバクバク食べてましたがこれが本当にうまい。
ばっちりお酒の味と香りがします。
在庫がなく1つしか買えなかったのが心残りなほど。
先日「ん」もいただきましたがうまい……。
これはヒットでした。
角の取れた、甘みの豊かなお酒で、これで普通酒とは驚愕です(普通酒が何かは『白熱日本酒教室』を読んで勉強しよう!!)。
ところでこの石場屋酒店さん、店舗の奥にある土間・板間を100円で見学できるのですが、いろいろ買ったからか無料で入らせてもらえました。
建物自体が貯蔵庫のようなものなので、基本的に冷蔵庫は使わずそのまま保管しているそうです。
といったところですべての行程が終了。
津軽弁わかるかな……と不安でしたが、10しか理解できないと思っていたのが20くらいは聞き取れたし、最終的にはチューニングが合ってきたのか40程度までわかるようになった気がします。
ところで、昨年から今年頭にかけて、「美少女」を共通項に、江戸時代の美人画から現代の抱き枕までが集められた「美少女の美術史」というたいへん素晴らしい展示が青森・静岡・島根の三会場で開催されました。
その出展作に太宰「女生徒」を原作にしたアニメがあり、どうせなら青森まで出向いて展示をみたいなあと思ったんですが機を逸して行けずじまい(結局地元でもある静岡県立美術館でみました)。
それが引っかかっていたこともあり、尚のこと行けてよかったなあと。
いい旅行でした。旅行中エスパルスも勝ったし。